【TSK×JAL】U・Iターン夫婦が育てる約150種類の野菜「元気な野菜は虫がつかない」(島根)
山陰中央テレビ
平川翔也アナウンサー: 続いてはTSKとJALのコラボ企画。 嶋村采音アナウンサー: スタジオには客室乗務員でJALふるさと応援隊の赤木沙貴さんです。 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: よろしくお願いします。 嶋村采音アナウンサー: スタジオにたくさん野菜を持ってきて下さいましたね。 カラフルですね。 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: はい。こちらも人参なんですけど白や紫もあるんです。 約150種類もの野菜を栽培なさっているご夫婦を取材し農業への思いを聞きました。 福島克博さん: 「すごく楽しいですね。月曜日が怖くないみたいな」 福島沙織さん: 「後悔は全くないですね。5年前の私ありがとうって言えるくらい」 福島克博さん、沙織さん夫妻。 4年前、克博さんのふるさと出雲市斐川町にUターンし、農業を始めました。 福島克博さん: 「一番長いんでパワーがいりますよ」 「掘りましょうか」 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: 「おねがいします」 「抜けた!すごいきれいなオレンジ色です」 ニンジンも、紫や白など多種多様。 キャベツの仲間のコールラビに、加熱して食べるとおいしいロメインレタス。トマトもイモもナスも、色鮮やか。 約80アールの畑で約150種類、見た目にもおいしい野菜を育てています。 収穫された野菜は直売のほか、そのおいしさや品ぞろえが評価され、松江市や出雲市の有名飲食店にも直接販売しています。 福島克博さん: 「せっかくなんで食べて見られますか?」 勧められたのは、とれたてのカブ。 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: 「甘いです、みずみずしいです、すごく。おいしさの秘密はありますか?」 福島克博さん: 「とれたてでフレッシュですし、うちは有機肥料を使っていてじっくり育ててるので、すごくおいしいと思います」 福島さんの畑では、化学合成農薬と化学肥料を使わない方法で、野菜を栽培しています。土づくりには、米ぬかや、役目が終わったシイタケの原木など、野菜が強くなるよう自然のものを使います。 ただ、この栽培方法、虫がつきやすいのが課題です。虫がついてしまうと出荷できなくなるため、福島さんは、たくさんの品種を少しずつ栽培して全滅のリスクを避けているのだそうです。 福島克博さん: 「健康な野菜は、虫は寄り付かないので、野菜も自分たちで寄り付かないように抗体を作っているので、元気な野菜は、基本的には虫や病気にならないです」 克博さんは関東の大学の農学部を卒業後、東京で10年間サラリーマン生活を送ったあと、Uターンして農業を始めました。 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: 「なぜ農業を始めようとおもったのですか?」 福島克博さん: 「サラリーマンの時は日曜日の午後からまた明日から仕事だ。先を考えた時、ずっとサラリーマンというイメージが沸かなかったのと、都会で子育てしたくなかったし、0から作って、自分が作ったものをお客さんに届けて、ダイレクトに感想もらえる、そういう仕事がいいなと」 一方、妻の沙織さん、実は、東京でも農業と縁が…。 農林水産省の職員でした。 福島沙織さん: 「農家の数や自給率など、数で判断することが多くて、なかなか現場の姿が見えてこないっていうのは農林水産省時代、ジレンマとして感じていた所ではあった。ほとんどの人に反対されたし、でも一度きりの人生だし、できないこと心配してもしかたないなと思って」 霞が関から島根の畑へ…。活躍の舞台を変えた沙織さんは、ネット販売を担当。自慢の野菜を売り込んでいます。 Uターンして農業を始めた克博さん、実家は農家ではありません。 親類の畑や近くの耕作放棄地を借り受けるなどして徐々に栽培面積を広げ、野菜を買ってくれるお客さんも口コミで少しづつ増やしてきました。 福島克博さん: 「毎日幸せですね。お客さんに喜んでもらえてるので、そういった人たちをずっと大切にしていければ、いろんなことが回っていくのかなと思います」 福島沙織さん: 「自分たちが作りたいものをつくって、食べてくださるお客様に喜んでいただけて、それで家族が暮らしていけて、農業を続けていけたらって思っています」 2人の農場の名前は「スピラファーム」。 スピラはギリシャ語で「螺旋」のこと。 その名の通り、2人の思いはゆっくりと広がっていきます。 平川翔也アナウンサー: 初めて名前を聞く野菜がたくさんありました。 150種類って凄いですね。 JALふるさと応援隊・赤木沙貴さん: 私も知らない野菜がたくさんあって驚きました。 その場で採れたての野菜をいただきましたが、とてもみずみずしく甘みがあってとてもおいしかったです。 嶋村采音アナウンサー: 赤木さん、ありがとうございました。
山陰中央テレビ