1週間で世界を震撼させた「ランサムウェア」、週末に自宅ですべき防衛策は
この週末に家庭でできる、WannaCry対策
前述の通り、「WannaCry」が一般家庭のパソコンを攻撃する可能性は高くないと言えますが、ゼロとは言い切れません。自宅のパソコンが「WannaCry」の感染被害に遭わないための対策はしっかりすべきだと言えるでしょう。 まずは、Windowsが最新の更新プログラムを適用しているかを確認することが重要です。Windowsパソコンは、定期的にセキュリティ上重要な修正プログラムを「Windows Update」という機能を通じて配布しています。Windows 10とWindows 8の場合はスタートメニューの「設定」から、Windows 7とWindows Vistaの場合はスタートメニューから、Windows XPの場合はInternet Exploreの「ツール」からWindows Updateにアクセスして修正プログラムの有無を確認してください。なお、こうした動向を受けて、マイクロソフト社は既にサポートが終了しているWindows XP向けにも緊急で「WannaCry」対策の修正プログラムを配布しています。 加えて、セキュリティソフトを最新の状態に更新することも欠かせません。既に各社から配布されているセキュリティソフトを導入している場合には、未適用のアップデートがないか確認するようにしましょう。また、Windows Vista以降のWindowsには標準で「Windows Defender」と呼ばれるセキュリティソフトが導入されています。 セキュリティソフトを導入した記憶がない方は、こちらのソフトが有効になっていて最新の状態に更新されているかを確認すると良いでしょう。また、日常の利用においては、身に覚えのない送信者からのメール、英語で書かれており内容が不可解なメールなどは開封して添付ファイルを開いたり、記載されているリンクにアクセスしないように十分に注意しましょう。