辻希美「ママ、それはやめたほうがいいんじゃない?」“普通の母”に憧れる次男からのダメ出しに思うこと
次男が嫌がりそうな髪型や服で仕事に出かけた日は、帰宅前にチェンジすることも
すっかりダメ出しをしなくなった長女に代わって、最近、ダメ出しが増えているのが小6の次男です。思春期だから、というわけではありません。彼は、ちびまる子ちゃんのお母さんのような“ザ・母”を理想としているからなのです。 私が長女とお揃いで10代の子が好むようなファッションをしていたり、露出が多かったり、派手なものを身に着けていると、あきらかに好ましく思っていない様子。 いちいち文句を言ってくるようなことはないけれど、“もっとお母さんらしいお母さんでいてほしい光線”をバンバン放ってきます。そんな感じなので、ものを選ぶときに次男に「どっちがいいと思う?」と聞くと、100%落ち着いているほうを選びます。デコった携帯ケースなど、次男が考える「母親像」を超えたものを私が身に着けていると、「ママ、これやめたほうがいいんじゃない?」と注意されちゃうんです(苦笑)。 先日も仕事の関係で、キャラクターの服を着て髪もツインテールにしていたのですが、そのまま帰宅したら絶対に次男が「なにそれ」というリアクションをするだろうな、と思い、それを回避するために帰りの車で髪型をチェンジしたのでした。 子どもたちの嫌がることはしたくないけれど、私がやりたいことを我慢し続けるのも違うのかな、と思っているので、日々、お互いが心地よく過ごせる落としどころを模索しています。 ちなみに、中2の長男は、オール無反応です。私がなにをやってもイヤともイイとも言いません。以前、だいぶアイドル感のあるデザインのコンサート衣装を家で試着していたら長男が帰宅し、衣装のままで彼を出迎えたのですが、そのときでさえノーリアクションでした。私のこと見えていますかね!?(笑)。きっと私がなにを身に着けていようと興味がないのでしょう。
ママにレディでいてほしいのかな!?6歳の末っ子からズボラすぎる行動にダメ出しが
最近6歳になった末っ子は、どんなときでも「ママ、かわいい」と言ってくれていたのですが、少し反応が変わってきました。ハロウィンの仮装をして料理したり、抱っこしようとするとほんのり嫌がるように……。 実は、私のだらしないところを一番気にかけてくれるのがこの末っ子なのです。お風呂上がりに下着姿で歩いていたりすると、すかさず注意をしてきます。私が床で寝ているときにお尻が見えていたりすると、サッと直してくれたりすることも。ちなみに、私がお尻を出して寝ていたとしてもほかの家族はなんのリアクションも示しません。 旦那さんもちょっとやそっとのことでは驚きません。私の旦那さんへの羞恥心センサーがだいぶ弱っていまして、もはや旦那さんには、なにを見せても嫌われないと思っているので(ゆるみすぎていて、よくないとは思いつつ・苦笑)完全に安心しきっているのです。 そんな姿を日々見せられている旦那さんですが、私の身なりについては基本、ほめてくれます。ダメ出しされることはほぼありません。一方、私は旦那さんに対してダメ出しすることがちょいちょいあります。この間は、お風呂上がりに着替えを終えてリビングに来た旦那さんが上下同系色で全身ピチピチサイズの服を着ていて、どうみても全身タイツ姿だったんです。「どうしたらそういう組み合わせになるの!?笑」と突っ込んでいたら、優しい旦那さんは着替えてくれました。きっと私の意見が響いたというより、年頃の娘に「パパ、それヤダー」と言われたことが効いた気もします。 どんなダメ出しでも子どもから言われたことは素直に受け止められるから、子どもの力は偉大だな~と日々感じています。この先、子どもたちが大きくなるにつれて、ダメ出しされる内容も変わってくることでしょう。来年は、またひとつ重ねた子どもたちからどんなことを言われるのかな? 変化があれば、またご報告させてください。 それでは、また次回、お会いしましょう。
【PROFILE】辻希美(つじ・のぞみ)
1987年6月17日生まれ。東京都出身。2000年、モーニング娘。の第4期メンバーとして選ばれ、デビュー。2004年に同グループを卒業してからも、数多くのバラエティ番組に出演。2007年に結婚し、出産・育児の為、休業。現在4児の母親として育児の傍ら、TV・イベントに出演のほかアメブロ&インスタを日々更新中!  
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