あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」10人。日本代表や神童も
DF:ライアン・セセニョン(トッテナム/イングランド) 生年月日:2000年5月18日 今季リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト かつてライアン・セセニョンはイングランドの未来を背負う存在として期待されていた。しかし、現在はその名前を聞く機会がほとんどなく、度重なる怪我が彼のキャリアの停滞の要因となっている。今シーズンに限定すると、試合に出ることすらままならない状況が続いている。 セセニョンの名前が一躍有名となったのがフラムに所属していた2017/18シーズンである。当時17歳ながらチャンピオンシップ(イングランド2部相当)で15得点6アシストと数字に残る活躍を披露したのだ。左サイドのスペシャリストとして、SBからWGまでを柔軟にこなす姿は元ウェールズ代表FWガレス・ベイルを彷彿とさせ、多くのビッグクラブが獲得に興味を示した。 ところが2019年夏にトッテナムへと移籍して以降は、度重なるハムストリングの怪我によって本領を発揮できていない。昨年7月に再発防止のための手術を行ったセセニョンは、今年1月に行われたバーンリーとのFAカップ3回戦で約11ヶ月ぶりに実戦復帰を果たしていた。しかし、この試合を最後に再びハムストリングを負傷。そして2月に行われたU-21の試合で復帰を果たしたが、前半途中でまたもハムストリングを痛めて途中交代となった。その結果、2年連続での手術を余儀なくされ、早々に今シーズンの絶望が確定した。
FW:ペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン/ポルトガル代表) 生年月日:2000年3月9日 今季リーグ戦成績:19試合2得点9アシスト ペドロ・ネトほどカウンターで存在感を放つ選手は早々いないだろう。ルートン・タウンとの第6節では、今シーズンのプレミアリーグで3番目に速い時速36,86km記録。相手を圧倒するスピードを武器に自陣から1人で敵陣を切り裂いてチャンスを演出できる選手で、今シーズンは開幕10試合で1得点7アシストと多くの得点に絡んでいた。 一時はアシストランキングでトップに立っていたネトだが、その後の25試合で出場できたのはたったの9試合しかない。2度に渡るハムストリングの負傷で長期離脱を余儀なくされており、シーズン序盤の勢いは完全に失ってしまった。 彼の怪我が明らかとなったのは今シーズンだけに留まらない。昨シーズンも足首の負傷で5ヶ月間の長期離脱を余儀なくされており、2020/21シーズンから2021/22シーズンにかけては膝の重症で10カ月間も戦列を離れていた。コンディションさえ整えばプレミアリーグ屈指の火力が出せる一方で、その速すぎるスピードがゆえに怪我も多い。まさに諸刃の剣だ。