22年連続日本一…米国日本庭園専門誌ランキングで足立美術館
足立美術館(島根県安来市)の日本庭園が、米国の日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」によるランキングで22年連続の1位に選ばれた。同館が8日発表した。 同館によると、ランキングでは、欧米を中心とする庭園専門家ら約30人が、国内約1000か所を対象に質の高さや建物との調和などを基準に選び、毎年上位50位を発表している。 同館には専属の庭師7人が所属し、枯山水を中心に、借景の山々を含めた約16万5000平方メートルを日々管理。また、開館前に手の空いている職員で行う庭園の清掃は、1970年のオープン時から現在も続くなど、もてなしの姿勢も評価されたという。 足立隆則館長は「来館された方々が『何度でも来てみたい』と感動の声を上げていただけるよう、職員全員が一丸となって維持管理にあたり、日本庭園の魅力を世界に発信していきたい」とコメントした。 ランキングではこのほか、県内から「皆美館」(松江市、6位)、「由志園」(同、23位)、「康国寺」(出雲市、39位)、「湯之助の宿 長楽園」(松江市、40位)がランクイン。都道府県別では、京都府の10施設に次いで、東京都と福岡県に並び2番目に多かった。