学校近くにイランのミサイル 新年を迎えるイスラエル中部
ホドハシャロン、イスラエル、10月3日 (AP) ― イランによる大量のミサイル攻撃から一夜明けた10月2日、イスラエル中部の自治体ホドハシャロンでは、ミサイルが着弾した近くの学校で、破壊された校舎や教室の後片付けが始まった。 レバノンの親イラン武装組織ヒズボラ、パレスチナ自治区のガザ市区を実効支配するイスラム武装組織ハマス、そしてイラン革命防衛隊などの幹部を殺害した報復として、イランは10月1日、イスラエルに180発を超える各種ミサイルを発射した。 空襲警報が鳴り響き、幾筋ものオレンジ色の炎が夜空を染める中、数百万イスラエル国民が防空壕に退避した。 イスラエル国防軍によると、防空システムがほとんどのミサイルを撃墜したが、数発が同国中部と南部に着弾し、2人が負傷したという。 また、数発がイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区に着弾、ガザ地区から来ていて足止めをくっていたパレスチナ人1人が死亡した。 テルアビブ郊外のホドハシャロンでは、市の公園周辺の住宅と学校が弾着の被害を受けた。 3日から始まるユダヤ教の新年を迎えるにあたり、自治体の作業員が連休を前にして、被害があった住宅の修理を手伝っている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)