「年末は小型自作が熱いかも」――モンスター級Z890 Mini-ITXマザーが登場!
11月は、AMD X870チップセット搭載の白基板と黒基板のMini-ITXマザーボードが話題となったが、師走に入った先週はIntel Z890でも同様のMini-ITXモデルが登場している。 【写真】レバーレスアケコン「FK2 Sea Melody」の製品画像
MSIの白いZ890 Mini-ITX搭載マザーボードがデビュー
白基板モデルはMSIの「MPG Z890I EDGE TI WIFI」だ。10+1+1+1の電源フェーズを備え、PCIe接続のM.2スロットを4基(うち1基はPCIe 5.0対応)搭載している。ネットワークは5G GbE対応の有線LANと、Wi-Fi 7の無線LANが使える。価格は7万3000円前後だ。 黒基板はASUS JAPANの「ROG STRIX Z890-I GAMING WIFI」だ。10+1+2+1の電源フェーズを備え、2基のPCIe 5.0対応M.2スロットや、SATAポートとUSB 2.0ポートを2基ずつ増設できる拡張カード「ROG FPS CARD」、音量つまみなどを搭載した外部ツール「ROG STRIX HIVE II」などが付属する。ネットワークは2.5GbE対応の有線LANとWi-Fi 7対応の無線LANを使える。価格は8万5000円弱だ。 年末に向けて、IntelとAMD環境のハイエンドMini-ITXマザーが充実したことについて、TSUKUMO eX.は「小型マシンを組む需要を刺激しそうで良いですね。DDR5は2本挿しで使う人が多いですし、今回登場したような高機能モデルなら、メインマシンを組むのにネックは少ないですしね」と話していた。 小型マシンに期待が集まる背景には、もう1つある。11月から不安視されているハイエンドGPU不足も関係している様子だ。別のショップは「GeForce RTX 4070 Ti SUPERの在庫も相当厳しくなっています。年末までにあと一回再入荷して終わりらしく、それより上はもう通常の入荷は望めないとも。年末は本来主流どころであるGeForce RTX 4070前後のモデルも取り合いになりそうです」とこぼしていた。