海外メディアは井岡一翔のリベンジV5を「一方的に差をつけた」と称賛…次戦候補にロマゴンの名前も
同じくフィリピンのフィリピンスター紙も「ニエテスがWBOスーパーフライ級タイトル戦で井岡に一方的に敗れる」との見出しを取り、「ニエテスが井岡からかつて保持したタイトルを奪い取ることに失敗したことで、フィリピンボクシング界のスランプが続いている。この階級で負けしらずで、WBOの世界王座を狙った40歳のニエテスは、井岡のアグレッシブさに反応するには遅く一方的な判定負けだった」と伝えた。 記事は「ニエテスは井岡を止めるには、パンチの爆発力に欠け、年齢をさらけ出した。33歳の日本人王者(の井岡)は、ボディーと頭へのコンビネーションを使い冷静だった」と井岡の戦いぶりを評価。 「10回には、井岡がニエテスの左眉毛にひどいカットを与え、レフェリーが試合を中断させ、リングサイドの医師に診断させるほどの出血を負わせた。試合は続行されたが、スコアで大きく差が付いていた最終ラウンドでも、ニエテスは若くてよく動く井岡を(逆転する)答えを見いだせなかった。井岡はフィリピン選手で最長王座在位記録を持つニエテスにこの18年で初めての敗戦を与えた」と続けた。 同紙も、今年に入ってアンカハス、WBO世界バンタム級王者のジョンリル・カシメロ、WBC世界バンタム級王者のノニト・ドネア、前出のクアルト、マグサヨと5人のフィリピン人世界王者がベルトを失ったことを付け加えた。