オリックス・才木海翔、火消し役に名乗り! 『大阪市消防出初式』で誓った「レスキューしたい」
3年目を迎えるオリックス・才木海翔投手(24)が5日、大阪・住之江区で開催された「大阪市消防出初式」に参加。チームの火消し役に名乗りを上げた。最速156キロ右腕は午前5時から体を鍛えていることを明かし「消防士の方たちのように、いつでも(マウンドに)行けるように」と抱負を語った。 迅速で確実な消防隊の動きに目を奪われていた。幼少期に消防士に憧れていたという才木は、りりしい表情でピンチの芽を摘むことを誓った。 「『オリックスの消防士』と呼ばれるように。火消しでレスキューしたい」 大経大から2023年育成ドラフト2位で入団。昨年5月に支配下登録され15試合(先発2試合)に登板し、0勝2敗、1ホールド、防御率5・09。今季は「去年の登板数より多く、けがなく投げられるように」と中継ぎでアピールする。 まずはどんな状況でもマウンドを任され、首脳陣からの信頼を勝ち取りたい。今オフから一人暮らしを始めたことを機に「朝に慣れるという意味も兼ねて」と早朝練習を取り入れたという。午前4時に起床し、5時からトレーニングを開始。ウエートトレやキャッチボールを中心に4時間程度、汗を流す。 「期待外れな投球をしないように。このオフシーズンの過ごし方はちゃんとしていきたい」 早朝から〝出動〟し、規則正しい生活を送ることで練習の質を高めてレベルアップを図る。火消し役として苦しい時にマウンドで確実に仕事を全うできるかどうかは、このオフでの野球との向き合い方にかかっている。 「消防士の方たちのようにいつでも(マウンドに)行けるように。『オリの消防士』として頑張ります」 千里の道も一歩から―。この日も朝に練習してからイベントに参加し、充実の一日を過ごした。飛躍の一年にするため、最速156キロ右腕の訓練は続く。(織原祥平)