名古屋市・河村市長が定例会見2月1日(全文1)国民の健康第一で考えてもらいたい
行政の努力とは発症者を少なくすること
これを見ますと赤のグラフ、棒グラフは名古屋。隣は、緑が札幌。それから灰色、グレーが新宿区、それからオレンジが大阪市ですね。それからもう一つのブルーが福岡市と。普通、国でNHKばかりじゃないですけど、民放もしょっちゅうやってるのはあれは県でして、県単位ですから。市単位というのはなかなかちょっと初めてではないかというふうに思われます。 で、見てみますと新宿区、および大阪市は、大阪府ではなくて大阪市ね。いつもやっとるのはあれは大阪府です。大阪市は1月29日までの数値を計上しておりますと。何が言いたいかといいますと、本当に0にはなかなかできませんで、何を偉そうなこと言っておるのかということでございますけれども。名古屋におきましてはだいたい一番左の赤ですか、これは。 ですからほかと比べまして、半分までいくのかいかんのかと、半分のときもありますけど、ほかの市の状況もありまして、数割は少なく抑えておるのではないかということをやっぱり。こっちの少ないほうのほうもぜひ発表してもらわんと、これ、多いところばかりやるとなりますと、多いところに警戒をしてもらうという効果は当然あるか分からんけど、ちょっとやっぱり趣旨違うんじゃないのと。やっぱり行政の努力というのはやっぱり発症者をちいとでも少なくするということが努力、行政の努力そのものでございますので、名古屋はここで本当に見られるとおり、ここは少ないといっていいと思いますよ、これ。
なんで名古屋が少ないのかが重要
で、ここのやっぱり盛り場都市と比較しなきゃいかんでね、これは皆さん分かるように。ここが盛り場、5都市か6都市かなんかで厚労省から一遍呼ばれたいってます。こういうところでと、いう話でございます。だからなんで名古屋は少ないのかということが重要で、名古屋だけコロナウイルスが少ないということはいくらなんでも考えられないと、それは。ひょっとしたらあるかも分かりませんけども、科学的に。まあないですよ、それは。しかし名古屋というのは東京、大阪の真ん中ですから、非常に実は、よっぽど感染症が増えても無理はないと言えるわけです。そこがなぜ少ないかということはぜひ皆さんのところで報道していただきたいと思います。 行政の努力というのは繰り返しますけど、発症者を少なくすると。できれば0にしてもうコロナさようならとなるように一刻も早く努力することが大事なんです。大変だ大変だ言うて、なんか驚いたって、皆さんしっかりやってちょうだいって言うことが行政、それはそれも大事ですけど、ちょっと違うんじゃないのというふうに思います。 それじゃあ、なぜ少ないのかというのが、私どもが何遍も言っております、この下ですね。感染者患者数と健康観察対象者数の推移ということで。2月1日時点では、健康観察のほうは1760名ということでございまして、この数字を出しとるのは、今のところ、これは何遍も言ってますけど日本中で名古屋だけだと思います。患者数はずっと出てますけど、それも県単位ですよね、出とるのは。それでこの健康観察の数というのは、なんで出さんのかね、本当に。これは予防なんですよ、大きい違いは。患者数いうのは発生した人なんですわね、これ。発生してしまった人。そこへはやっぱり病院というか、ベッド数の確保とか、それから重要な行政の仕事もたくさんありますけど、あれは発病してしまった人の数。 で、こちらの健康観察いうのは予防です。あなたは2日前、ぺけぺけカラオケとぺけぺけスナック、これですね。ぺけぺけ、どこかへ行かれたでしょうと。そこに一緒に行かれた方の中に実はコロナで陽性の人がいたんですと。ほんなもんで、どうですか体調は、と。気を付けてくださいねといって、2週間ぜひご自宅でじっとというか静かにしててもらえんですかと、会社もお休みできんですかといって無症状の方にも電話をかけるわけです。