2024年F1第10戦スペインGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第10戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)だ。 【写真】2024年F1第10戦スペインGP ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 予選 5番手 予想以上にポールから離されてしまってがっかりしている。一方で、チームと僕は素晴らしい仕事をした。昨日から今日にかけてセットアップを完全に変更したことで、またいいフィーリングを取り戻すことができたんだ。とはいえ、ペースはなかったけどね。 目標は表彰台ということになるだろう。もしトリッキーな天候になったら少しでもいい結果を残すためにどんなチャンスでも狙っていくつもりだ。 ■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 予選 4番手 今週末はマシンのフィーリングがとても良い。プラクティスを通してペースは良かったし、予選に向けて自信もあった。 2列目を独占できたのは上々の結果だけど、(ランド・)ノリスや(マックス・)フェルスタッペンとの差は予想よりも少し大きかった。僕もルイスも良いラップを走ったが、ふたりとも最大限のものが出せたとは思っていない。 ここのようなチャレンジングなコースでは、タイヤを完璧な状態にもっていくのがとても難しいんだ。今日は前にいるふたりはそれがうまくできていたんだと思うし、僕たちはたぶんそうじゃなかったんだろう。 この手のサーキットではいつも、マシンが持つ絶対的なレースペースが勝ちにつながる。今のところこの週末の僕たちのレースペースは良い感じだから、明日は表彰台、さらには優勝争いができるといいね。 最近マシンに施した改善は明らかに結果につながっている。この勢いをさらに加速させていくのが楽しみだ。 ■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 予選 3番手 チームにとって励みになる結果だ。全員がマシンの改善とアップデート導入のために懸命に取り組んできて、シーズンここまでの間に少しずつ進歩してきた。 一貫性も高くなり始めており、それも僕たちにとって重要だ。より多くの時間を費やして取り組んできてくれたチームのすべてのメンバーのおかげであり、彼らに心から感謝したい。 以前よりも楽しく運転できるようになってきた。今日はトップからの差は0.3秒だった。でも最後のラップでマシンからすべてのパフォーマンスを引き出すことができなかったので、実際には前とのギャップはもう少し小さいと思う。 明日は優勝を目指して戦うことに集中する。ターン1までの距離が長いから、このスタートポジションは悪くない。 決勝ではタイヤのデグラデーションが重要な役割を果たすことになるだろう。プラクティスでの僕たちのロングランは、その面では強力だったと思う。その強さを決勝で発揮し、良い午後を過ごせればいいね。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 予選 2番手 予選を前に、良いセットアップ変更を行い、マシンが大幅に改善された。それを最大限活用できたと思う。マシンがよりまとまった感じになり、運転しやすくなった。高速では強力で、とても快適に感じた。高速コーナーではかなり速かったと思う。 クリーンな週末を過ごして、マシンの微調整を進めてきた。プラクティスでは、僕たちは最速ではないと思っていたけれど、予選でとても良い感じになった。 マクラーレンは週末を通して速さを発揮しており、僕たちは少し遅れていた。明日のパフォーマンスを最適化し、競争力を高めるために何ができるかを検討する必要がある。 明日はとても厳しい戦いになるだろう。タイヤのデグラデーションが高いので、タイヤに対してどういうアプローチを取るかが重要だ。接戦でエキサイティングなレースになるだろうね。いくつか分析しなければならない点があるけれど、予選はうまくいったから、優勝を目指して戦うことができるだろう。 (トップ3記者会見で、ペレスからトウを得たことについて語り)予選にはとても満足している。Q3ではターン1でチェコから少しトウを得て、最大限のパフォーマンスを絞り出すことができたと思う。でも、それでも(ポールを獲るのに)十分ではなかった。 (トウを得たのは)偶然だ。最初はチェコがそのラップでどこにいるのか知らなかった。でもチームから、彼の位置を聞いて、「彼についていこう」と思ったんだ。 ■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 予選 1番手 スーパーハッピーだ。週末を通してトップに近い位置にいたけれど、ポールポジションをつかむには、完璧なラップを決める必要があった。僕たちはそれをやってのけたと思う。 この2カ月、速さを発揮しながら、パーフェクトなラップを走れなかったばかりに、ポールを逃してきたと思う。今日は最後のランで、いくつか変更を加え、小さな改善が可能なところをいくつか見つけた。それがすべてうまくいった。 ポールという、勝利につなげるのに絶好な位置からスタートする。それでも、マックス、(3番手の)ルイス(・ハミルトン)、さらに後ろにいるドライバーたちとの戦いは、信じられないぐらい厳しいものになるだろう。だけど僕たちには、マイアミ以降、強さがあるし、勝つためにここにいる。もちろん、優勝を目標に走るよ。 [オートスポーツweb 2024年06月23日]