不妊治療もサポート 八十二銀行が県内2社目の「プラチナくるみんプラス」認定【長野】
従業員の子育て支援に取り組んでいる企業として、長野市の八十二銀行が国から認定されました。 評価されたのは「不妊治療」を支援する制度。なんと、1分単位の特別休暇が取れるんだそうです。 ■八十二銀行人事部北條有咲さん 「弊行では昨年不妊治療に関する特別休暇制度を新設しまして、現在は男女性別問わず、仕事でも家庭でも活躍できるようなそういった職場づくりに力を入れている」 八十二銀行は6月、不妊治療を支援する制度が評価され、長野市の新光電気工業に続き、県内2社目となる「プラチナくるみんプラス」の認定を受けました。 そもそも「くるみん」とは、厚生労働省が子育て支援に取り組む企業を認定する制度です。雇用環境整備のための「行動計画」を策定すること、女性だけでなく男性の育休取得率が一定割合を超えていることなど様々な認定基準が設けられています。 県内の認定企業は先月末時点で84社、これに条件を追加した「プラチナくるみん」は17社あります。さらに、不妊治療と仕事の両立をサポートする制度を設けると、「プラス」認定を受けることが出来ます。 ■八十二銀行人事部北條有咲さん 「現在も不妊治療中の職員複数の方に制度を利用していただいている。最大で60日間1分単位で不妊治療のために休める制度になっているので一日休んでもいいし、1分単位で分割出来ますので午前中は仕事して午後通院という柔軟な使い方もできる」 もちろん、不妊治療だけではありません。 野沢支店の田中絵里子さんは去年4月に育休から復帰。勤務時間を短くする会社の制度を利用し、子育てと両立しています。 ■八十二銀行野沢支店田中絵里子さん 「私が今大体4時半くらいに娘のお迎えに保育園に行ってるんですけど、やっぱりお母さんが来てるおうちもいらっしゃれば、おじいちゃんおばあちゃんがその時間にお迎え来ているご家庭もあったりするので。夫婦2人でやっていかないといけないという点ではこういう制度があると本当にありがたい」 また月に数回在宅勤務を行っていて、例えば子どもが熱を出した時は家で仕事をするなど柔軟に対応できるようになっています。 ■八十二銀行野沢支店三原万博支店長 「本当に田中さんの家庭をまず第一に大事にしていただいて、それで我々できることはみんなで協力して、その人の能力を最大限発揮していただくことが一番大事だと感じております」 今後は、男性社員もこれまで以上に育休を取得しやすい環境づくりをしていくということです。 ■八十二銀行人事部北條有咲さん 「職員が安心して子どもをうみたいと思う職場づくりは地域社会の持続可能性にもつながっているこういった取り組みが弊行内だけでなく地域社会全体にも広がっていけばなと」