【40代、50代の腰痛を元から治す⑨】腰痛は、ストレスなどメンタルの不調が原因でも起こる! それを改善するには?
<腰の痛みを感じにくくするストレスマネジメント> 「ストレスがあるとイライラが怒りになることが多いと思いますが、そうするとさらにストレスがたまるという悪循環に陥ります。 でも、イライラが怒りに変わる前に感情をコントールできれば、余計なストレスがたまりません。そのために、怒りをコントロールする3つのポイントを覚えておきましょう」 以下がその3つのポイントだ。 ・自分の「~するべき」を他人に押しつけない 「時間は守るべき」など「~べき」という考え方は人それぞれ。遅刻を何分まで許容できるかも人によって異なる。自分の「~べき」に固執すると、それが裏切られたときに怒りやストレスが生じる。つまり、自分の「~べき」を他人に押しつけるのはNGで、許容範囲を広げよう。 ・心の中で6秒カウントする 怒りの感情は、湧き上がってから6秒間が最も強く、そのあとは理性が介入して徐々に収まるといわれている。イラッときたら、グッとこらえて心の中で6秒数えよう。次第に心が落ち着いていく。 ・怒りに点数をつける 感じた怒りを10段階で数値化して、これまでに経験した怒りと比較すると、目の前の怒りを客観視でき、怒る必要があるかないかを判断できる。 <貧乏ゆすりで自律神経を整える> 「自律神経を整えるのによいのが“貧乏ゆすり”です。 貧乏ゆすりというといいイメージがないかもしれませんが、近年では健康法として医療現場でも注目されています。 貧乏ゆすりはかかとを小刻みに上下させるリズム運動のひとつで、医学的には“ジグリング”といいます。この小刻みのリズムには神経伝達物質のセロトニンの分泌を増やす作用があります。 セロトニンには痛みを抑制する作用や、自律神経のバランスを整える作用があるので、分泌が促されると心因性腰痛の改善効果が期待できます。 血流を改善する効果もあるので、デスクワークなどの合間に時々取り入れてみてください」