一年に一回はタイヤ交換するという友人。車の「タイヤ交換」は、「何年に一度」やるのが一般的? 長持ちさせる方法についても解説
マイカーを購入してしばらく経つけれど、どのタイミングでタイヤ交換をすべきなのか分からないとお困りの人も少なくないでしょう。少しでも出費を抑えたいものの、安心・安全に乗り続けるためにも、タイヤの適切な交換時期を知っておきたいものです。 今回は、車のタイヤ交換をする時期の目安や少しでもタイヤの寿命を延ばす方法を詳しく紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
タイヤの交換目安は何年が妥当?
一般的に、車のタイヤは5000km走行すると1mmほど摩耗するといわれています。新品タイヤの溝は約8mmで、溝の深さが1.6mmになると「スリップサイン」と呼ばれるマークが出てきてしまうのです。1箇所でもスリップサインが出たタイヤを使用し続けることは、道路交通法によって装着・使用が禁止されています。 車の使用状況や路面の状況によってタイヤの摩耗は異なる可能性がありますが、約3万2000km走行すると、タイヤの溝は1.6mmになる計算です。つまり、1年に1万km走行すると仮定した場合、3~4年目に使用限度の目安になると考えられます。
タイヤ交換にかかる費用の目安
タイヤ交換にかかる費用は、基本的に「タイヤの購入代と工賃」「エアバルブ代」、そして「タイヤの処分費用」が挙げられます。 タイヤの購入代は、軽自動車の場合で、1本あたり約1万2000から約10万円とされているようです。交換にかかる工賃は、1本あたり1000円から5000円程度かかるでしょう。 タイヤを交換する際は、タイヤの空気圧を調整するための「エアバルブ」の交換も必要です。タイヤ交換と同時に交換する場合は、1本あたり300円前後といわれています。 最後に、廃タイヤの処分費用の目安は、依頼する業者によって異なるものの、1本あたり300円から600円程度で処分可能なようです。
タイヤの寿命を延ばすコツ
ここからは、タイヤの寿命を延ばすコツを紹介します。 ■空気圧調整を欠かさない 定期的なタイヤの空気圧点検によって、適切な空気圧を維持することが大切です。空気圧の点検はドライバー自身で行うこともできますが、ガソリンスタンドやタイヤ販売店、ディーラーなどでも確認してもらえるようです。 万が一、空気圧が不足していると、タイヤは走行中に大きく変形し、どんどん摩耗が進むといわれています。その結果、タイヤの寿命はどんどん縮んでしまう恐れがあるため、それぞれの車に設定された指定の空気圧を守りましょう。 ■タイヤのローテーションを行う タイヤの装着位置によって、タイヤの摩耗に差が生じるため、定期的にタイヤの装着位置を交換することも大切です。特に前輪駆動の場合は、フロントタイヤが摩耗するのが早く、後輪駆動の場合は、リアタイヤの方が早く摩耗するといわれています。 定期的に前後のタイヤを入れ替えることで、全てのタイヤをバランスよく摩耗させられる可能性があります。 ■タイヤに負担をかけない運転を心がける 急発進・急ブレーキ・急ハンドルのように、「急」がつくような運転を避けることも、タイヤに負担をかけないポイントの一つだといわれています。時間や気持ちに余裕を持った運転を心がけることで、タイヤを長持ちさせられる可能性があります。
安心・安全のためにも適切な時期にタイヤを交換しましょう
タイヤの交換時期の目安は、走行距離約3万2000kmとされているようです。ただし、状況によってはこの目安よりも早く寿命が来る可能性もあるでしょう。今回紹介したタイヤを長持ちさせるコツを参考にしながら、少しでも長い期間、安全・安心に使い続けられるように心がけましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部