新病院の建設地 寒河江市と河北町の計7カ所から選定 2031年開院目指す 16の診療科、病床140~155床【山形発】
山形県立河北病院と寒河江市立病院が統合する新病院について、12月26日に開かれた協議会で基本構想案がまとまった。注目される立地については、寒河江市6カ所、河北町1カ所の中から建設予定地を選ぶとした。 【画像】建設予定地候補の7カ所
7つの視点踏まえ来年度に決定予定
26日に開かれた2回目の協議会の会合で、県立河北病院と寒河江市立病院を統合する新病院の基本構想案がまとまった。 診療科については、2つの病院に現在あるものを維持し、内科や小児科、産婦人科など16の診療科を設置する。また病床の規模は、2つの病院を合わせた234床に対し、新病院は140床~155床程度とする。 注目されていた立地については、寒河江市内6カ所、河北町内1カ所の計7カ所から建設予定地を選ぶ。具体的には、現在病院がある2カ所、今後統合が予定される寒河江市内の3つの中学校の敷地、寒河江市のほなみ団地・中央工業団地にそれぞれ隣接する民有地となっている。 委員会では、アクセスや災害時の対応、診療エリアの継承など7つの視点を踏まえ、2025年度に可能な限り早く建設予定地を決定するとしている。 県医療政策課の石垣幸一主幹は、「7つの視点を示したので、それによって優先順位をつけながら県と市と一緒になって絞り込んでいく」と語った。 新病院は2028年度に建築を始め、2031年の開院を目指す。 (さくらんぼテレビ)
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