フリック入力が主流なのは日本だけなの? 英語入力に適した「なぞり入力」とは
スマホでテキスト入力する際の方法として主流な「フリック入力」。しかし英文の入力機会が多い方にとっては、フリック入力は「使いづらい」と感じることもあるのでは。実は海外では、フリック入力は日本ほどには主流ではありません。アルファベット入力でQWERTYキーボードを使っている国も多いためです。 【写真でわかる】スマホでフリック入力より高速と言われる「アルテローマ字入力」と「ターンフリック入力」の魅力 海外では「なぞり入力」(※グライド入力とも呼ばれる)が、高速な入力方法として人気です。今回はそんな「なぞり入力」をご紹介します。
なぞり入力は「キーボードの上を連続スワイプする」入力方式
なぞり入力は、英語キーボードの上を指で連続的にスワイプすることで単語を入力する方法です。具体的には、入力したい単語の最初の文字から指を離さずに、次の文字、さらにその次の文字へと指を滑らせていきます。単語の最後の文字までスワイプしたら指を離すと、その単語が入力されます。 従来のフリック入力やタップ入力とは異なり、キーを1つずつタップする必要がなく、指を離さずになぞることで単語を入力できるのが特徴。指が太い人やタップが苦手な人には、このざっくりとしたスワイプ操作が適しています。
iPhoneで「なぞり入力」を有効化する方法
iPhoneでなぞり入力を有効化する方法は以下の通りです。 【1】設定アプリを開き、①「一般」をタップします。【2】②「キーボード」をタップします。【3】③「なぞり入力」のスライドボタンをオンにしておきましょう。なお、「なぞり入力を単語単位で削除」を有効にしておくと、なぞり入力した単語は単語単位で削除されます。
なぞり入力の入力方法
なぞり入力では、入力したい単語のアルファベットをキーボード上で指でなぞるだけで入力できます。たとえば、「available」という単語を入力する場合、aから始めて、v、a、i、l、a、b、l、eと順に指を滑らせます。指を離すと、システムが「なぞり」の経路をもとに単語を予測し、画面に表示します。この方法により、スペースキーを押すことなく次の単語の入力に移行できます。 ■なぞり入力を訂正するには? なぞり入力で誤った単語が入力された場合、訂正する方法は主に二つあります。一つ目は、キーボードの上部に表示される変換候補から正しい単語を選択することです。これにより、誤入力された単語が正しい単語に置き換わります。 二つ目は、削除キーを使用して誤った単語を削除し、再入力する方法です。この際、「単語単位で削除」機能を利用すると、一度のタップで単語全体を削除することが可能です。