フリック入力が主流なのは日本だけなの? 英語入力に適した「なぞり入力」とは
フリック入力が主流なのは日本だけ?
先述した通り、フリック入力は日本語のかな入力に適した方法。画面上のキーをタップし、指をスライドさせることで文字を選択するため、効率的に日本語を入力できます。しかし、この入力方式は「日本で特に人気があるもの」と言えます。 たとえば日本と同じく漢字を用いる中国では、QWERTYキーボードでアルファベットを入力してから変換する「ピンイン入力」が大きなシェアを獲得しています。フリック入力のユーザーも一定数いますが、ピンイン入力の方がメインです。 ではなぜ、日本ではフリック入力が圧倒的に支持されているのでしょうか。仮説ですが、その理由には、日本語は「50音」で「あかさたなはまやらわ」で10列。つまり「あ」の変換候補が5つであることが挙げられるのではないでしょうか。 「あ」の変換候補が5つということは、フリックで一般的な「上・下・左・右・移動しない」という動きと変換がぴったりと一致します。つまりスマホにおけるカナ入力方法として、フリックは直感的で覚えやすいと言えるでしょう。 一方でこれほど母国語とフリック入力の相性がいい国は「日本」以外にあまりないとも言えるでしょう。ある意味「フリック入力が主流なのは日本だけ」と言えるかもしれませんね。
オトナライフ