アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング1位。アジアでは敵なし!? 一つ頭抜けた400億超え
FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月から始まり、アジア各国の代表がW杯の切符をつかみ取るためしのぎを削っている。近年はアジアの選手も評価されるようになり、市場価値も全体的に増加傾向にある。今回は、アジアの代表チームの市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照。※メンバーは11月シリーズ発表時点のもの)
1位:日本代表 最新FIFAランキング:15位 総市場価値:2億8933万ユーロ(約462億9280万円) 最高額選手:久保建英(5000万ユーロ/約80億円) 1位には、FIFAランキングでもアジア1位の15位に名を連ねる日本代表がランクインした。その総市場価値は2億8933万ユーロ(約462億9280万円)となっている。 現在の日本代表の最大の強みは選手層の厚さだろう。11月の代表ウィークに向けては守備の要である冨安健洋(アーセナル/イングランド)とエースの上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が怪我のために選外となったが、それでも市場価値ランキングはアジア内ではダントツのトップであり、代わりに出場した選手たちが問題なくその穴を埋めることができている。 11月のインドネシア代表戦では、日本代表の中で最も市場価値が高い久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)に出場機会が訪れることなく4-0の完勝を収めた。何人かの主軸がいない中でもアジアレベルでは敵なしで、最終予選ではグループBの首位を独走している。 久保に続くのが4500万ユーロ(約72億円)と評価された三笘薫(ブライトン/イングランド)で、ASモナコの南野拓実(2000万ユーロ/約32億円)、クリスタル・パレスの鎌田大地、フライブルクの堂安律(以上1800万ユーロ/約28.8億円)と、アジアの中では高額な選手たちが数多く招集されている。 今回のランキングで4位以下にランクインした代表チームの選手に1000万ユーロ(約16億円)の市場価値を記録した選手は一人もいなかったが、日本代表は現メンバーだけで13人もいる。これだけ総合的に市場価値が高騰している要因は、選手が価値の上がりやすい欧州リーグへ続々と移籍しているからだろう。 ただ、気を引き締めなければいけないのは、市場価値はあくまでも第三者が考えた指標の一つであり、チームの強さを表すわけではない。実際に今年初旬に行われたアジアカップではベスト8で敗退しており、森保一体制でのタイトルは2022年のE-1サッカー選手権のみ。目標に掲げたワールドカップ優勝に向けては、まだまだ多くの改善の余地がある。
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