【40代・50代におすすめ温泉】おひとりさまで楽しむ♡愛媛県「道後温泉」の公衆浴場巡り
聖徳太子も訪れた飛鳥時代をモチーフにした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」
ミワ 椿の湯の隣にあるのが、もうひとつの公衆浴場「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」。椿の湯とはまた違った雰囲気なの。 ミホ ほんと! 外観からして全く違うわね。 ミワ 道後温泉は西暦596年に聖徳太子も訪れたという日本最古の温泉。そんな飛鳥時代の建築様式を取り入れて、2017年にオープンしたのがここ。明治時代の近代建築の代表・道後温泉本館と飛鳥時代の建築様式を取り入れた飛鳥乃湯泉、2つの時代の雰囲気を取り入れたお風呂が楽しめるのも、ほかの温泉地にはない道後温泉の楽しみ方のひとつね。 ミホ 温泉タイムトラベルね、面白いわ。お湯は本館や椿の湯と同じ美人の湯なのでしょ? ミワ 道後温泉は3館とも同じ泉質よ。違うのはその浴室ね。
美しい砥部焼(とべやき)に囲まれた美術館のような浴室
ミワ ここの浴室も広いんだけど、浴槽を囲むように設置された大きな砥部焼の陶板壁画が圧巻! また椿の湯とは違った、伝統工芸品が並ぶ美術館の中でお湯につかっている気分になるのよ。 ミホ 全国の温泉を渡り歩いているけど、そういうタイプの温泉にはつかったことがないわね。
ミワ 全国でも珍しい温泉じゃないかしら。そして道後温泉の3つの公衆浴場のうち、ここだけ露天風呂があるの。そこにも「媛ひのきデコラパネル」という、松山市の伝統工芸の木の彫刻が壁に飾られていて、こちらも気持ちのいい空間だったわ。 ミホ 道後温泉と伝統工芸の融合している温泉なのね。 ミワ そう。愛媛や松山市の伝統工芸品を勉強することもできるわよ。 ミホ 温泉のそういう楽しみ方もユニークね。
大広間でぬるめのお茶を飲みながら、ゆったり過ごす
ミワ そして、ここに行ったらぜひ二階の大広間で休憩してほしい! 60畳もあるから広々としていて、癒されるから。本館と同じようにお風呂から上がると、ぬるめのお茶とお茶菓子のおもてなしがあって。友だちや家族とわちゃわちゃするより、ここはひとりでゆったり、貸し浴衣を着てお茶を飲んでゆっくり過ごしてほしいわ。あまりの気持ちよさに時間を忘れそうになるわよ。 ミホ えっ? ミワさん3館館周湯チケットじゃなかったかしら? ミワ あら、ミホさんするどい。飛鳥乃湯泉の休憩室がいいってあとから聞いて、翌日にもう一度行ったの。でも何度行ってもよかったわよ。2階の大広間の周りには、愛媛・松山の伝統工芸品が紹介されていて、見るのも楽しいし。椿の湯はお湯だけでも十分堪能できるけれど、飛鳥乃湯泉は温泉と休憩室をセットにして、楽しんでほしい施設ね。個室もあるから家族でゆったり過ごしたい人にはそちらもおすすめ。 ミホ 道後温泉本館、椿の湯、飛鳥乃温泉、3館ともお湯は同じだけど、それぞれ違って面白いわ。温泉好きとしては、一度は行かないとダメね。 ミワ ぜひミホさんには、2泊くらいして、3館をゆっくり巡って道後温泉を満喫してほしいわ。次の温泉巡り候補にぜひ加えてくださいね!