愛知県・大村知事が定例会見8月3日(全文1)名古屋市内初の宿泊療養施設を開設
12月議会に提案し直す
要はPFI事業をこういう形で中断して再開するというのは、なかなかそうケースがないもんですから、われわれとしては、これは、このPFI事業っていうのはこういう形で手順を踏んで進めていくという事業になっておりますので、ということだとご理解をいただければと思います。要は今日はそういう数字的なものは、要はこれからこういう形で運営候補事業者と対話を重ねながら積み上げていきます、もう1回仕切り直しますということを申し上げているということでございます。それが12月に入札公告して、それまでには固めていきたいということを発表するということでございます。PFIの手続きというのはこういうふうになっておりますので、こういうふうにご理解をいただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 なお、この149億600万円ということについてですが、これは入札公告前の12月議会におきまして、あらためて予算議案を提案する予定でございますので、今年度当初予算で設定した債務負担行為は、今年度中に本予算を前提とする契約締結をするとそれが生きてくるということでありますが、今年度中にはないということでありますので、当然この債務負担行為は効力を失うということになります。予算は単年度なのでね。ということでもう1回、12月議会に提案をし直すということでございます。 要はこのPFI事業については、環境が大幅に変わったということで、慎重に検討し、見直して、そして12月議会にお諮りをするということにしたいということを、今日、発表させていただくということでございますので、よろしくお願いいたします。
立地補助金の対象案件を決定
それでは2点目です。2つ目の発表事項「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定について2020年度第1回を報告いたします。今年の6月までに申請のあった案件に関しまして、外部有識者を中心とする審査会議において、事業の成長性、雇用の維持・拡大等の観点からご審査をいただいた結果、16件を補助対象といたしました。発表資料2ページの一覧のうち、何点か補助対象案件を紹介いたします。 整理番号1番から14番の14件が県内に立地する企業の再投資を市町村と共同で支援する、新あいち創造産業立地補助金(Aタイプ)であります。まず、1番の株式会社 アラクスさんであります。同社は、解熱鎮痛薬ノーシン、ノーシンピュアなどの医薬品の製造を行っております。今回の事業計画では、稲沢市に工場を新設し、最新の製造設備を導入することで医薬品製造事業の拡大強化を図るものであり、稲沢市と連携して支援を行ってまいります。 次に、整理番号6番、コニカミノルタメカトロニクス株式会社さんです。同社は複写機などに搭載される精密部品、光学デバイス、産業用インクジェットヘッドなどの製造を行っている事業者であります。このたび最先端の技術を導入し、産業用デジタルイーサシステム製品の製造を高効率で行うため、豊川市内に工場を移転・拡張し新設する計画でありまして、豊川市と連携して支援を行うものでございます。 次に、整理番号10番の戸田工業株式会社さんです。同社は工業炉や発電所等で使用されるダクトなどの大型部品の高精度溶接組み立てを行う事業者です。東浦町内に大型部品に対応した工場を新設し、さらなる受注の拡大を図る計画であり、東浦町と連携して支援を行います。 整理番号15番、16番はサプライチェーンの中核を成す分野等の企業立地を支援するBタイプとなっております。ここでは整理番号15番の株式会社イノアックコーポレーションさんの案件をご紹介いたします。同社は自動車シート用のクッション剤として使われるポリウレタンフォームの製造で高い国内シェアを有している事業者です。今回さらなる増産、生産効率の向上のため、新城市に3つ目となる工場を新規開設する計画です。 今回の補助対象案件の事業分野別内訳は、自動車関連6件、機械・金属関連6件、その他、健康長寿関連等4件でありまして、地域別では尾張地域8件、西三河地域4件、東三河地域4件と、県内全域において広くご活用いただいております。 【書き起こし】愛知県・大村知事が定例会見8月3日 全文2に続く