J１上位、カップ戦タイトルも目ざす

昨季までは町田のヘッドコーチを努めた金監督。来季は福岡で指揮を執る。写真：田中研治（サッカーダイジェスト写真部）

　長谷部茂利監督が退任したアビスパ福岡は、2025年シーズンに向けて金明輝監督を招聘。12月16日に新監督就任記者会見が開催され、柳田伸明強化部長が新指揮官の選定理由を明かした。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し！Jリーグコレオグラフィー特集！ 　なぜ、金監督を迎え入れたのか。柳田強化部長は「フットボールの観点から３つのポイント」を伝える。 「１つ目のポイントですが、まず前監督に５年間でアビスパの攻守にアグレッシブなスタイルを築いていただいたと思っております。そのスタイルを継続し、さらに進化させる方として、新監督を招聘することになりました」 　２つ目は、攻撃のオートマチズムの構築だ。 「チームが一体となってボールに関わりながら、ゴールを目ざす。試合の中で数多くのそんなシーンを作り出してくれると期待しております」 　３つ目は、選手の力を最大限に引き出すこと。 「すでにトップチームで若い人材を育て、また外に輩出するというようなことも今までされてきたと思います。アビスパにも、これから入ってくる選手もおりますけれども、チーム全体、または若い選手を育てていただきながら、チームの底上げに貢献してもらいたいと思っております」 　３つのポイントを挙げた柳田強化部長は、「来年以降、チームが目ざしているJ１リーグ中位、または上位、そしてカップ戦のほうも２回目のタイトルを目ざして戦っていきたい」とコメント。新体制のもとでさらなる躍進を期した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部