12月1日、国内のトップチームが争うS/Jリーグ2024千歳大会が、北海道・千歳市スポーツセンターで行なわれた。ここでは、白熱した戦いをくり広げた男女それぞれの結果を紹介する。 【女子】 上位争いが混戦模様のSブロック。2勝1敗で上位争いに留まる北都銀行が、今季黒星が続く山陰合同銀行との勝負に挑んだ。 長らくチームを支えた松本麻佑が、11月の秋田大会を最後にチームを離れ、大きな戦力ダウンとなった北都銀行。秋田大会で勝利した勢いで白星をつかみたかったが、第1ダブルスから苦しい展開に。北都銀行の曽根夏姫／小松ゆいは、山陰合同銀行の髙崎夏実／田部真唯から第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームは髙崎／田部が23-21の接戦を制して1-1のタイに戻す。ファイナルゲームは終盤18-17と競り合ったが、最後は髙崎／田部が抜け出し2-1の逆転勝利。山陰合同銀行が先制する。 先制を許した北都銀行は、シングルスのエース・舛木さくらが山陰合同銀行の三輪音巴を12本、19本で下してイーブンとしたが、山陰合同銀行の勢いは抑えられず。北都銀行はチームの主軸・永原和可那が田中果帆とのペアで勝利をめざすも、山陰合同銀行の伊藤朱里／伊瀬友花が、第1ゲームを17本で先制。さらに第2ゲームも伊藤／伊瀬が16オールから4連続ポイントで抜け出し、勝負あり。山陰合同銀行が2-1で北都銀行を退け、今季初白星を獲得した。敗れた北都銀行は2敗目を喫し、上位戦線から一歩後退している。 ▼Sブロック（12月1日） 山陰合同銀行（1勝2敗）2－1　北都銀行（2勝2敗） 髙崎夏実／田部真唯②〔16－21、23－21、21－19〕1●曽根夏姫／小松ゆい 三輪音巴●0〔12－21、19－21〕②舛木さくら 伊藤朱里／伊瀬友花②〔21－17、21－18〕0●永原和可那／田中果帆 【男子】 2連勝を飾った開幕戦以来の試合となったトナミ運輸は、11月の3試合で2勝1敗のコンサドーレと対戦。第1ダブルスは、トナミ運輸の主軸である保木卓朗が後輩の目崎駿太郎が組み、コンサドーレの大越泉／山澤直貴を13本、12本に抑えて勝利。さらに、シングルスに起用された秦野陸が、コンサドーレの内定選手・柴田拓実（敬和学園大）を2-0のストレートで下し、トナミ運輸の勝利が確定。第2ダブルスも、トナミ運輸の金子真大／大田隼也が快勝。王座奪還をねらうトナミ運輸が貫禄を見せ、コンサドーレを3-0で退けた。 ▼Jブロック（12月1日） トナミ運輸（3勝）3－0　コンサドーレ（2勝2敗） 保木卓朗／目崎駿太郎②〔21－13、21－12〕0●大越泉／山澤直貴 秦野陸②〔21－9、21－11〕0●柴田拓実 金子真大／大田隼也②〔21－11、21－9〕0●本田大樹／辻凌也