退陣表明後に手のひら返し?「岸田政権、実は良かった」の声...リーダーに求められる“見せ方”とは
一方、ひろゆき氏は「見せ方はあまり関係ない」といい、「要するに政治家に一般の人は興味がないと思っている。根回しが大事だと言っている人たちのほうがよくない。派閥は自民党の国会議員にとって便利だから作っているわけで、それをみんなでなくそうと言ってできるわけがない。なので、強権を振るってなくした。根回しをやるのであれば、悪くなっている状況で話し合いをしたら、後回しにしようという結論になっちゃう。“社会には理解されないかもしれない、でもやろう”というのが、大事だと思う。なので、根回しが必要とか、SNSで演出するのは、日本にとって必要なことと全然違う方向に行くんじゃないか」との見方を示した。 小林氏は「総理をやっている間はすごく批判されるけど、終わったらすごく評価される。政権のオペレーションが続いていると、日々の不満は全て総理に行きたくなる。そのことと、改善に向かってやっている法律や予算という話は分けて、本当は評価されていくといいと思う。どれくらい改善しているのかが見えていけば評価につながる。地上波だろうがネットだろうが、とにかく現状に対する問題がぶつかってくる状態なので、これは我々も情報の出し方、届け方を工夫しなきゃいけない。報道の世界でも冷静にそこを分けて提供していただくのがいいんじゃないか」との考えを述べた。
■ポスト岸田の行方は誰に
自民党総裁選では、小林鷹之前経済安保担当大臣が出馬を表明し、小泉元環境大臣、石破元幹事長など、あわせて10人の出馬が取り沙汰されている。 小林史明氏は出馬しないのか。小林氏は「私自身は、岸田政権を近くで支えた者の一人だ。岸田さんは9月末まで総理総裁だから、このまま賃金を上げていく政策や、外交、憲法改正などやらなきゃいけない。それの遂行するところを支え続けることにまず全力を傾けたいと思っている」と答える。 また、総裁選で「小泉さんが出たら、小泉さんに入れる」といい、理由については「1つ目は小泉さんじゃないと意思決定できない政策があると思っているから。党内の力学に左右されると党内の根回しや相談が必要になってしまう。でも、そうじゃなくて、今まで決めようと思ったことが決められるということは、圧倒的に国民から理解を得ることが重要だ。議員から反対されるかもしれないが、国民が支持する政策を決断できるのは小泉さんだから。2つ目は岸田総理も退任会見の時に言っているが、今回の政治資金の問題を絶対に後戻りさせないことがすごく大事。そういう意味では確実に後戻りさせずにきちんと改革を進める意思があるのが小泉さんだと思っている」と述べた。 (『ABEMA Prime』より)