三笘薫が先発のブライトン、J・ペドロの1G1Aで王者相手に逆転勝ち!マンチェスター・Cはまさかの公式戦4連敗…
現地時間9日、イングランド・プレミアリーグは第11節が行われ、三笘薫の所属するブライトンはホームのAMEXスタジアムにマンチェスター・シティを迎えた。 カラバオカップ4回戦、リーグ前節、そしてチャンピオンズリーグと、異なるコンペティションとはいえ公式戦3連敗を喫したシティ。続出する負傷者に悩まされ、リーグ随一の選手層をもってしても若手に頼らなければならない試合が続いている。 一方のブライトンも公式戦2連敗中だが、相手はどちらも絶好調のリヴァプール。不振の王者相手に、三笘も3試合連続の先発で連敗脱出に挑んだ。 立ち上がりからボールを保持してペースを握ったシティは15分、コヴァチッチのパスに抜け出したサビオが決定機を迎えるも、シュートはGKフェルブルッヘンが足で触ってゴール左へと外れた。 攻勢のシティは23分、中盤でボールを奪い返したコヴァチッチが、前線で待つハーランドにパスを通す。DF2人を振り切ったハーランドのシュートはGKフェルブルッヘンがかろうじて触るが、こぼれ球をハーランドが体ごと押し込み、シティが先制に成功する。 守勢の続いていたブライトンは35分、大きなサイドチェンジをウォーカーと競争しながらペナルティーエリア左でキープした三笘が中央に預けると、受けたウェルベックがエリア内に侵入して右足でシュート。しかしこれはグヴァルディオルがスライディングでブロックし、こぼれ球をエストゥピニャンが押し込むも枠を捉えられない。 後半、アヤリに代えてバラバを投入したブライトンが反撃に出る。50分、アディングラの右クロスをファーサイドでフリーの三笘が頭で折り返す。しかし、これはGKエデルソンにキャッチされる。 57分にヒンシュルウッドが負傷交代を強いられるアクシデントのあったブライトンだが、勢いは止まらない。68分、ペナルティーエリア左でサイドチェンジを受けた三笘が右足で鋭いクロスを入れると、ファーポストのウェルベックにピンポイントで渡る。しかし、これは上手くコントロールできず。 さらにはショートカウンターから三笘が抜け出すも、接触を恐れず飛び出したGKエデルソンがブロック。そしてロングパスにジョアン・ペドロが抜け出すも、1対1のシュートはゴール右へと外れた。 立て続けの決定機を逸したブライトンに対し、シティは72分にギュンドアンを下げてベルナルド・シルバを投入。さらに74分にはサビオを下げてデ・ブライネを投入する。 それでも流れはブライトン。78分、ファン・ヘッケのロングパスをペナルティーエリア左で受けた三笘が右足アウトサイドでクロスを入れるも、これはブロックされる。しかし、こぼれ球を自ら拾った三笘がゴール前のウェルベックにラストパスを送ると、DFに囲まれシュートは打てなかったものの、こぼれ球をJ・ペドロが押し込みブライトンがついに同点に追いついた。 さらに83分、クサビのパスを受けたウェルベックの落としをJ・ペドロが受けてスルーパス。抜け出したオライリーがGKエデルソンを破り、ブライトンがシティの中央を崩して逆転に成功する。 三笘は90分にモダーとの交代で退きお役御免。アディショナルタイムは9分と長めに取られ、逆転を許したシティが猛攻を仕掛ける。 しかし、最後まで集中した守備でシティの攻撃を跳ね返し続けたブライトンが、ホームで王者相手に逆転勝ち。敗れたシティは、これでグアルディオラ監督のキャリア史上初となる公式戦4連敗を喫することとなった。 ■試合結果 ブライトン 2-1 マンチェスター・C ■得点者 ブライトン:J・ペドロ(78分)、オライリー(83分) マンチェスター・C:ハーランド(23分)