「明治安田」冠試合がJLPGA主催に 27年度の全試合協会主催化を後押し 女子ゴルフの25年度開催日程が発表
日本女子プロゴルフ協会は16日、都内で2025年度国内女子ツアーの開催日程の発表会見を行った。会見には同協会の小林浩美会長らが出席した。 24年度からの変更点は3月に行われていた「明治安田レディス・ヨコハマタイヤ」が開催中止となり、7月17~20日の4日間競技で「明治安田レディス」が新規トーナメントとして開催される。ヨコハマタイヤが冠名から外れ、新大会は日本女子プロゴルフ協会が主催し、明治安田生命保険が特別協賛という形に。開催コースは宮城県の仙台クラシックGCで行われる。 試合数は1増1減で24年度の年間37試合と変わらなかったが、8月第1週のオープンウィークを挟んで、例年は猛暑が予想される7~8月は計8試合の開催が予定されることになった。会見に同席した小田美岐副会長は「できれば暑い時期は避けたいと思っておりますが、新規開催の準備期間もありますし、夏の大会は私どももスポンサー様にお願いしていますように北の方、北海道などでの開催をお願いしている中で、東北での開催という運びになっています」と説明した。 同協会の主催試合は現存する大会では、9月の国内メジャー・ソニー日本女子プロ選手権に続く二つ目の大会になる。協会は2027年度に国内女子ツアー全試合をスポンサー主催から協会主催に変更することを目指しており、小林会長は「明治安田生命様には私たちの取組に非常に賛同していただいてやって下さるということで、応援を頂きました。大変ありがたい。私たちはこの形を一つ一つ大事に育てて、全体を統括することによって生むメリットや新しい価値に向かって、さらに応援していただけるようにより頑張っていきたい」と話した。 その他の変更点では3月の「Vポイント×ENEOS」が「Vポイント×SMBC」に、5月の「RKB×三井松島レディース」が「Sky RKBレディース」に名称が変更されることになった。 トーナメント規約も一部変更され、レギュラーツアーに関連するところでは第5条13項で選手の入れ墨、タトゥーを禁止していたが、これが「反社会的勢力を想起させる入れ墨、タトゥーを施してはならない」と変更され、反社会勢力とは関係のないファッションタトゥーについては認められることになった。 第5条26項が新設され、選手のトーナメント会場での飲酒禁止が明文化された。ただし、前夜祭会場においては当日の車両運転をしない場合に限り、飲酒が可能となる。一部トーナメントでは選手がコース内のホテルに宿泊することもあるが、プレー後におけるホテル内での飲酒はこの限りではない。