レベルが違いすぎる…。Jリーグ史上最強のチーム(10)黄金期の到来! 現在の世界的ドリブラーが台頭
今年で31周年を迎えたJリーグ。どのクラブにも良い時期と悪い時期があり、その中で、最強と言われるような歴史的な強さを発揮したチームもある。今回は、Jリーグ31年の歴史で、未来に語り継がれるであろう、リーグの歴史に残る圧倒的な強さを誇ったチームを紹介する。
川崎フロンターレ:2020年 主な成績:J1リーグ優勝、天皇杯優勝 監督:鬼木達 鬼木達監督体制で黄金期を築いた川崎フロンターレ。2017年から5シーズンで4度のリーグ制覇を成し遂げたが、中でも強烈だったのは2020シーズンだ。 それまで4-2-3-1のシステムをメインに戦ってきた川崎Fは、4-3-3のシステムを導入。高い技術力はそのままに、前線の3人のハイプレスに中盤の3人も連動していき、高い位置でボールを奪取した。主に大島僚太、守田英正、田中碧がこの役割を務め、相手に息つく間を与えないまま追い詰めて仕留め、大量得点を連発している。リーグ戦で5得点以上挙げた試合が6つあり、総得点は88。2位のガンバ大阪の総得点46と比較しても圧倒的で、川崎Fの攻撃力はずば抜けていた。 いまや世界的な選手となった三笘薫のJリーグデビューもこのシーズン。シーズン序盤は途中出場での起用が多かったが、ピッチに立つたびに違いを生み出し、13得点13アシストを記録している。新加入の山根視来も右サイドで躍動した。 川崎Fに対する評価は年末のJリーグアウォーズにも表れており、この年のJリーグベストイレブンはFWの2人を除く9人が川崎の選手という選出に。年間最優秀選手賞は柏レイソルでゴールを量産したマイケル・オルンガが受賞したが、チームとして川崎Fが最も優れていたことに異論はないだろう。 クラブの象徴的な選手である中村憲剛は、2019年11月に左ひざ前十字じん帯損傷の重傷を負って長期離脱。2020シーズン途中に復帰を果たして、11月にこのシーズン限りでの現役引退を発表した。川崎Fの一つの時代が終わると同時に、新たな時代の幕が開けたシーズンとなっている。
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