【密着】 「宇宙から地球を見たい!」 旭丘高校天文部の挑戦、 “気球”を成層圏へ!名物部長がテレビ生出演で語った感謝と夢「多くの人に宇宙の魅力を身近に感じてほしい」
無事、成功を収めた「スペースバルーンプロジェクト」。 「最初はできたら面白いよねくらいのつもりだったんですが、実際にやるぞって盛り上がっていたら、いつの間にか仲間が集まって、最終的にこれだけの仲間に支えられてここまで来ることができた」と、仲間への感謝と心境を明かした山田部長。続けて、「高校生でもできるのであれば、意外と宇宙って身近だと感じてもらえると思います」と宇宙への思いを語りました。
名物部長が生出演!「多くの人に宇宙の魅力を身近に考えてもらいたい」
2024年11月4日、中京テレビ「キャッチ!」スタジオに、“スペマサ”こと、『旭丘高校』天文部の山田真寛部長が生出演!「スペースバルーンプロジェクト」を通して感じたことや宇宙への思いを語りました。 「いろんな人に支えられてここまでもってこれた」と、プロジェクト成功について感謝を述べた山田部長。今回の挑戦にかかった費用はざっと50万円以上、残ったお金は次号機の研究費用にまわす予定だといいます。 “宇宙から地球を見たい”という思いから始まった壮大なプロジェクト。挑戦しようと思ったキッカケは、同校の天文部が掲げるモットーにあったといいます。
元々、部活内でみんなで協力して大きなミッションを出来ないかと考えていたという山田部長。「僕たちの部活のモットーは何なんだろうと考えたとき、(それは)“多くの人に宇宙の魅力を身近に考えてもらうこと”。そのためには何ができるのかと考えたとき、自分たちで(カメラを宇宙に)飛ばして、その世界を皆さんに見てもらうことだと思いました」と挑戦のキッカケを明かしました。
山田部長曰く、「パラシュートの落下速度や重量の問題」など、さまざまな困難にぶつかってきた同プロジェクト。打ち上げ日の延期もそのひとつでした。 実は当初、打ち上げは2024年8月20日を予定していましたが、風向きなど天候上の都合から延期。 当時の心境について、「(8月)20日は打ち上げる予定で、直前まで準備をしていましたが、もし不慮の事故などが起きた場合に、市街地に落下してしまう。そのような問題があったとき、大きな事故に繋がることもあるし、もし事故起こしたら、今後このような宇宙を目指していく学生たちに対する規制が強まったり、(学生たちの)道を狭めてしまうと思いました」と話す山田さん。