【密着】 「宇宙から地球を見たい!」 旭丘高校天文部の挑戦、 “気球”を成層圏へ!名物部長がテレビ生出演で語った感謝と夢「多くの人に宇宙の魅力を身近に感じてほしい」
「ガスの注入開始します。」、「手袋OK?軍手OKですね?」など、打ち上げ準備のかけ声が響く伊良湖岬。バルーンが順調に膨らみ、そのときが近づいてきました。
空も明るくなってきた午前5時半。天文部の夢が詰まったバルーンが、ついに空に飛び立ちました。「いってらっしゃい!」、「がんばれー!」「とんでけー!」など、地上からバルーンにエールを贈る部員たち。 果たして、カメラを取り付けたバルーンは、成層圏に無事到達し、地球の映像を撮影することはできるでしょうか…!?
撮影成功!歓声と拍手が沸き起こる
「こちらのデータもこのようなうねりをして、確実に静岡の方へ向かっています」と、パソコンでバルーンの様子を観察する山田部長。経過は順調のようです。
一方、浜松市内の漁港では、カメラの回収チームが漁港を出発していました。出航から約2時間、ついに海に浮かぶバルーンを発見。
「よかった、よかった!」と、船の上で回収チームは抱き合いながらカメラ発見の嬉しさを分かち合います。
無事回収することができたカメラ。漁港では、打ち上げ地点から合流してきたメンバーたちが回収チームを出迎えます。カメラを格納したラジオゾンデを運ぶ部員からは、「すごい、この重みが今までやってきた重みのように感じます」という声も。 みんなのもとへ帰ってきたカメラ。地球の映像は、撮影できていたのでしょうか。
「動いてるけど・・・画面がいったな」と、慎重にカメラからデータの入ったカードを取り出す山田部長たち。パソコンにデータを移して、中身を確認します。
真剣な眼差しでパソコンの画面を見つめる部員たち。
画面に撮影された映像が映し出されると、「おーーーーー!!!!」、「エグい!!!!」と大きな歓声が沸き起こりました。撮影は見事成功!その映像がこちらです。
伊良湖の波打ち際を映していたカメラがみるみる上昇。
成層圏に到達し、宇宙から地球をとらえます。
「これはもうフルサクセスなんじゃないですか?!」と、部員たちに呼びかける山田部長。その声に応えるように、部員たちから大きな拍手と喜びの声があがります。