「職場の空気が許さなかった…」「2人目は到底産むことはできない」パパ育休が取れない非情な現実とママたちの本音
パパ育休を取得しないデメリット「家事育児はママの仕事」が当たり前になってしまう
パパが育休を取得しないことによるデメリットについて、ママたちはどう考えているのでしょうか? 【育児負担がママにかたよる】 「パパは仕事、自分は休んでるんだから、全部やらなきゃと自分を追い込んでしまった」 「育児以外の負担も相当大きかった」 出産を終え、休む間もなく育児が始まるママ。肉体的な疲労はもちろん、「産後鬱」に代表されるように、産後のママはホルモンの関係で心も乱れがちです。そこでパパが育休を取得し、育児や家事をじっくりと手伝ってくれたら、どれだけありがたいか。 【その後の育児もずっとママ主体になる】【パパが育児の大変さを理解できない】 「パパの育児に対する気持ちがどこか他人事のように感じる」 「家族(チーム)としてともに乗り越える機会を失った」 社会的にも一番協力が得られそうな出産期を逃してしまうと、今後ママの家事育児が当たり前となり、パパが育児を自分事として捉えられないのではという危惧があるようです。 【パパに対する愛が覚める】【2人目、3人目を産もうと思えなくなる】 「しんどいときに、そばで分かち合えないのがツライ」 「自分の面倒を見てくれる人がいないことに不機嫌になるパパにうんざり」 「育休を取って手伝ってくれないのなら、2人目は到底産むことはできない」 夫婦間の愛情にも影響があるなんて……。家事も育児も助けてくれないマイペースなパパを横目に、2人目が欲しいなんて無責任なこと言わないでよね!と思っているママもかなりの数いました。 【パパが育児の楽しさを味わえない】【子どもがパパになつかない】 「あっという間に過ぎてしまう乳児期を密に過ごせなかった」 「上の子の心のケアが十分にできなかった」 パパと育児、そしてパパと子どもの関係性を案じての意見も多数届いています。せっかくの育児、パパにも楽しんで欲しい! 育休が取れて、じっくりと育児に参加することができれば、「子どもがママにしか懐かない」というパパあるあるも解決できるかも? 【他にもこんな意見が】 「上の子で育休を取らなかったら、『取らない』という前例が出来てしまい、次の出産でも取らない(取れない)雰囲気になってしまった」 ということもあるので、1人目の育休から真剣に考える必要がありそうです。 「育休なしでもなんとかなるかもしれない。でも、ギリギリの綱渡りで自己犠牲の育児はよくない。親が育児を楽しむ余裕を持つためにも、両親そろって育児する期間は必要」 という、育休の在り方自体を俯瞰した貴重な意見もありました。 逆に、育休は取らなかったけれど、不満なく乗り切れた方の意見としては 「親戚にサポートを頼んでくれたおかげで、不便なく乗り切れました」 「日中仕事しているのに、夜泣きに対応するなど、24時間頑張ってくれたので感謝しかない」 パパの気配りや頑張る姿があれば、育休なんて取れなくてもママは満足! 育休を取っても思いやりがないより、育休なしの思いやりアリの方が価値がある……これはある意味、子育て家庭の本質をついているかもしれませんね。 一方で、そもそも会社から「育休の制度を知らされていなかった」というケースもまだまだあるようです。 次回はその現状と育休をもっと取りやすくするために必要なことを考えていきたいと思います。
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