「オミセ シメロ」“自粛警察”が休業中の駄菓子屋も標的に
「子どもたちに会えないのは寂しい」が再開には慎重
村山さんは、スーパーで買い物をしていると子どもたちから声をかけられるのだとか。 「こないだも『まぼろしのおばちゃん!』と声をかけていただいて涙が出てしまいました。子どもたちに会えないのは寂しいです。8月で8年目に入りますが、始めた頃、中学生だった子が結婚して子どもを連れてきたんです。嬉しいことですね」 しかし再開には慎重だ。成田さんは話す。 「子どもたち相手のお店ですし、オフクロも高齢ですし、多少自粛を緩和するという状況になってもウチが再開するのは他のお店がもう普通に開いているよとか、学校も再開したよとか、そういうふうになってから、最後のほうじゃないかと思っています。今度はこういうことでニュースになるのではなく、楽しいことで報じられたいです」 この状況下、さまざまな人がそれぞれの立場で苦境にありストレスを溜め込んでいる。一つ一つのことをなんとか冷静に判断していくことが必要と思われる。 (文:志和浩司)