170周年を迎えたタイメックス、名作“角デジ”と鳩(ハト)がシンクロ!?【生きもの時計寄稿】“時計と動物”が好きなアナタに贈る新企画
TIMEX(タイメックス) クラシック・デジタル(ゴールド) 歳を重ねた肌にも馴染みがいい、ゴールド色の角デジ。大人っぽさで選ぶなら、こちらに敵う色はないだろう。反面、ゴールドというと成金趣味なネガティブイメージもあるが、1万円ちょいのタイメックスなら嫌味もなく、そもそもシンプルかつ小ぶりな角デジなら悪目立ちする心配もない。ゴールド色のデビューウォッチとしてもおすすめだ。 またケースがレジン製というのもあって、長年使い込むといい具合に塗装が薄まり、渋みを増していく点もポジティブに評価したい。
~アオバト推しのアナタに~
翻って山地や湘南の海岸などの地域には、ドバトでもキジバトでもない第3の“アオバト”という鳩がいる。なぜか海水を飲む。この鳩は灰色でも茶色でもない、蛍光黄緑をベースとした、子どもが塗り絵で好き勝手に塗ったような嘘みたいな体色をしている(ぜひ検索してほしい!)。サードウオッチには、そんなド派手なアクセントカラーの1本を選ぶのも一興だろう。
TIMEX(タイメックス) タイメックス 80(スチールブルー) “タイメックス 80”は、クラシック・デジタルを基に生まれたイタリア企画のファッション流通向けコレクション。スタイリッシュ、かつ遊び心のあるモデルが揃うが、最新モデルはとりわけ華やかで個性が立っている。蛍光グリーンやブルーを纏った本品は、それを象徴する一本だ。ラバーベルトも、グラデーションが美しい凝ったカラーリングのそれを搭載する。 なお、クラシック・デジタルとは異なり、ケースにヘアラインサテン仕上げのSS素材を用いているのも本品の特徴。定番のそれよりも高価だが、その分、上質感がある。ともあれ、他人と違う個性派を求める向きには、うってつけの一本となるだろう。
さて、3種類の鳩に言及してきたが、アナタの好みは何鳩だろうか? 170周年を迎えたアメリカの“国民的時計”メーカー、タイメックスの名作に“クラシック・デジタル”、通称“角デジ”という時計がある。そしてそのラインナップには、王道のシルバー、ゴールドとともに、文字盤やベルトが蛍光色基調のグラデを描くスチールブルー(※)が存在する。鳥好きにとってそれはドバト、キジバト、アオバトの化身に映る!? ことだろう。 というわけでぜひ、“推し鳩”カラーの角デジを身に着けられたし。
文◎秦 大輔