スポーツカーの原点「メルセデス・ベンツ SL」70年の輝かしい歴史
1952年300SLレーシングスポーツカーから70年にも及ぶ輝かしいメルセデス・ベンツ SLの歴史は、一朝一夕では成し遂げられない自動車の革新技術であり、当時のセレブリティたちの生活や夢を追い求めるためのラグジュアリースポーツカーでもある。
メルセデス・ベンツ SLは周知の通りだが、今回はこのオープンエアを楽しめる歴代SLについて紙面が許す限り紹介してみたい。 ・1952年、300SLレーシングスポーツカーは、ユニークで途切れることのない伝統の最初の車両 ・最新世代アイコン:新型メルセデスAMG SL(R232) ・最高レベルの走りを提供する一貫したパフォーマンスラグジュアリーモデル ・メルセデス・ベンツミュージアム特別展「SLの魅力-70年間の夢の車」10台のSLを展示
SLの2文字の意味
SLの2文字は、世界的に有名な特徴であり、メルセデス・ベンツ独自のスポーツカーの伝統である。SLは1952年に初登場した。ドイツ語でSuper Leichtの略語で「超軽量」を意味し、300SLレーシングスポーツカー/W194から、スポーツカー及びパフォーマンスブランドであるメルセデスAMG/R232モデルシリーズの最新SLに至っている。先祖である300SLレーシングスポーツカー/W194(プロトタイプ)は依然としてモータ-スポーツ専用語となっており、重要なメルセデス・ベンツのブランド価値を伝えている。世界最古の高級車メーカーとして、このブランドは各時代にモータースポーツに関わり、大きな成功を納めてきた。300SLガルウィングクーペ/W198以降、スポーティさ、豪華さ、ライフスタイルがすべてのSLの特質となっている。
SLの歴史(1952-1963年):遺伝子に宿るスポーティさ
この輝かしい先祖から現代に至る各世代のSLモデルは、途切れることのないサクセスストーリーの中で独自の章を刻みこんでいる。メルセデス・ベンツミュージアムは、特別展「SLの魅力-70年間の夢の車」でこのユニークな歴史を伝えた。この展示会では、保存されている最古の300SLレーシングスポーツカー/W194から新型メルセデスAMG/R232モデルシリーズまで、70年間のSLスポーツカー10台が展示された。
300SLプロトタイプ/W194(1952型、1953年型)
1952年3月12日、メルセデス・ベンツは純粋なモータースポーツカー300SL/W194(プロトタイプ)を発表した。高性能軽量スポーツカー300SLはメルセデス・ベンツの歴史上欠くことのできないスーパースターだ。