70歳・竹下景子さん、4年前に“白髪染め”をやめて心もラクに。「この年齢だからもらえたごほうびのよう」
俳優としての活躍のみならず、社会貢献活動やボランティア…と精力的に動き続けている竹下景子さん。古希を迎えた今も生き生きと過ごす秘訣は、年齢とともに深まる“好奇心”や“感受性”にあるようです 【写真】横顔もすてきな竹下景子さん
竹下景子さんインタビュー。年を重ねて、やめてラクになったこと
いくつになってもキラキラと魅力的な方が実践している暮らしの工夫や、大切にしていることは? 竹下景子さんに、年齢を重ねたからこそラクになったことや、楽しみを伺いました。
●白髪染めをやめたら、鮮やかな色もさらりと着こなせるように
「春らしく」とのリクエストに応えて竹下景子さんが選んでくれたのは、目を引く赤やピンクのワンピース。鮮やかな色もさらりと着こなすヒントは、明るい髪色にもあるようです。 「4年ほど前に、白髪染めをやめたんです。きっかけは『70才、初めて産みますセブンティウイザン。』というドラマに出演したこと。それまでは身だしなみと思って2週間に1回染めていたけど、70歳の女性を演じるのだから、思いきってやめてみようと。そうしたら、本当にストレスフリーで。手入れもラクになったし気持ちも軽くなって、今の年齢だからもらえたごほうびのよう。撮影が終わった後もそのまま続けています」
●固定観念から少しずつ解放されています
髪のほかにも、年を重ねてラクになったことはいくつもあるのだそう。 「私は女優という仕事柄、『いい娘でいないといけない』『きちんとした奥さんでなければ』といった古い固定観念はない方だと思っていたけど、それでも、『私にもこんなに古い部分があったんだ』と気づかされることがあって。子どもも家を出て、そうした考えから少しずつ解放される時期になったのかもしれません」
「お互いできることをする」が夫婦円満の秘訣です
2人の息子さんはすでに独立し、現在は写真家の夫、関口照生さんとのふたり暮らしに。 「うちはふたりとも自由業ですし、お互いに好きな仕事をして、家事もできる方ができることをやろう、というルール。それが気楽だし、私たちにはちょうどいいバランスなんです。たとえば料理は夫の方が私の何倍も上手なので、食生活は夫がイニシアチブを取っているんですよ。子どもが小さい頃は、お友達に『どうして関口くんのパパはお台所にいるの?』なんて不思議そうに聞かれたこともありましたけどね(笑)」