70歳・竹下景子さん、4年前に“白髪染め”をやめて心もラクに。「この年齢だからもらえたごほうびのよう」
●日々のニュースも自分ごととして捉えられる夫を尊敬
相手のやりたいことを尊重しながらも、一緒に舞台や映画を観に行ったり、世界情勢について語り合ったりと、ふたりで過ごす時間を大切にするのも、夫婦円満の秘訣のよう。 「夫は昭和13年生まれで、戦中戦後の厳しい時代を生きてきた人。写真家として途上国を訪れた経験もあるので、私が親善大使を務めている国連WFP協会の話もしっかり聞いてくれるんです。日々のニュースについて語る姿を見ると、『熱い人だなあ…』と思いますが、他人事ではなく、自分ごととして捉えられる夫の感性は、私も尊敬しています」
●後ろ向きにならず、今の年齢だから得られるものを楽しむ
年齢を重ねると、「もう年だから」と後ろ向きになりがちですが、むしろ「今の年齢だから得られるものもある」と竹下さんは捉えています。 「もちろん若い頃と比べたら、体力や体型はどうしたって下降線をたどりますよね。でも、感受性や共感力は年を重ねることで深まっていく。読書にしても、若い頃に読んだ本を読み返すとまったく違って感じますよね。ちょっとセンチメンタルだけど、散歩のときに落ちた枯れ葉を目にするだけで涙することもあるんです。そのはかなさは、若い頃には響かなかったと思うんです。そうしたことに思いが至るのも、今だから味わえる、『変わること』の楽しさです」 ワンピース¥92400、カーディガン¥91300(ともにアルファ ストゥディオ/サン・フレール)、サンダル¥29700(コール ハーン/コール ハーン ジャパン)、イヤリング¥30800、ネックレス¥31900、ネックレス¥24200(すべてヲジェ/WOJE)
ESSE編集部