TWICE・BLACKPINKロゼを手掛けるウォン・ジョンヨ氏に聞く「メイクでもっとも大切にしていること」
韓国コスメブランド「Wonjungyo(以下、ウォンジョンヨ)」。TWICEやBLACKPINKのROSÉ(ロゼ)の専属メイクアップアーティストとして活躍し、涙袋メイクの第一人者としても知られるウォン・ジョンヨ氏が手掛けるブランドである。 プロの技とセンスを惜しみなく注ぎ込んだアイテムでありながら、手の届きやすい価格設定も魅力。新商品は発売と同時に完売し、各種コスメ大賞も多数受賞するなど、今もっとも注目を集めるブランドのひとつとなっている。 この度、ウォン・ジョンヨ氏にブランドへの思いと、アイテムに込めた魅力について詳しく伺った。
ウォン・ジョンヨが提案するメイクの楽しさ、トキメキ
ーメイクアップアーティストとして、TWICEやBLACKPINKのROSÉなどのK-POPアーティストをはじめ、韓国、日本で絶大な支持を得ているウォン・ジョンヨさんが、日本でメイクブランドを立ち上げた経緯をお聞かせください。 自他ともに認めるコスメ愛好家として、その知見を生かしたブランド展開は私の長年の夢でした。 メイクアップアーティストとしての経験から、「これとこれが一つになれば」「こんなアイテムがあれば」という発想が自然と生まれていきました。 商品開発の難しさは理解していましたが、ちょうどそんなとき、日本企業からお声がけいただきました。以前から日本のコスメには強い関心を持ち、その品質を高く評価していた私にとって、この機会は運命的なものでした。 こうして、コスメブランド「ウォンジョンヨ」がスタートしたのです。
ー「自分に似合うメイクで、新しい自分に。」をテーマに、メイクの楽しさ、トキメキをもたらすアイテムを展開されていますが、どのような思いが込められていますか? さまざまな方にメイクをしていて感じるのは、自分自身に似合うメイクを見つけることが一番重要だということです。 人それぞれ見た目や雰囲気が違うので、ある人にはとてもきれいで似合っているメイクでも、それが自分にとってベストなメイクとはいえないかもしれません。 かわいい色のリップアイテムがあったとしても、その色が自分にとって一番似合う色とは限りません。近年パーソナルカラーメイクが流行っているのも、自分に似合うかどうかを大事にする人が増えているからだと思います。 ブランドテーマには、「自分が持っている雰囲気の長所を最大限生かしてほしい。自分に似合うメイクを見つけてほしい」という思いが込められていて、ウォンジョンヨとしてそれを叶えられるアイテムの開発を目指しています。 ーメイクを十分楽しめていない、メイクでトキメキを感じられない人は、何が原因だと思いますか? ある意味、メイクすることは自己満足だと思っています! 鏡で自分の変化を見て「このメイクをしたらコンプレックスがなくなった!」と満足感を得る。そういった満足感こそが、メイクを楽しむ醍醐味だと思うのです。 そのような満足感を得られない理由は、自分に似合ったメイクを見つけられていないからではないかと思います。似合うメイクがわからないから、各メイクの工程の必要性もよくわからず、難しく感じて楽しめていないのではないかと思います。 メイクが楽しめていない方は、自分のメイクのどんなところを変えたらもっとよくなるのか試したり、メイクをガラッと変えたりして、今までで一番かわいく見えるようなドラマチックな変化を感じてみてほしいです。