「日本は限りない可能性を秘めた国」元内閣官房参与・加藤康子氏が示す、日本が目指すべき「ものづくりのあり方」
そして加藤氏は、「再エネ」の抱える課題や、エネルギーの安全保障上のリスク、EV化推進の問題点などを指摘するとともに、行き過ぎた働き方改革への懸念も示し、日本の「ものづくり」の今後への提言として次のように締めた。 加藤:日本がこれから世界で生き残っていくためには、経済波及効果が一番大きな産業である製造業、ものづくりを日本でやり続ける国産化比率を維持し続けるということが非常に重要です。私は、日本は限りない可能性を秘めた国だと思っています。職人スピリットといい、今までの蓄積といい。あとは正しい政策によって、安価で安定した電力を供給できるインフラを作る。それで、かなり多くのことを解決できると思います。