母親だって自画自賛したっていい!「今、私は母親しているなぁ~」と実感する瞬間
息子の背中をかいて、思い出したこと
4歳息子は少し肌が弱く、乳児の頃から湿疹に悩まされていました。成長するにつれて治るかな?と思ってはいたものの、汗疹やとびひに罹ったりして、そのたび「かゆかゆ」に悩まされてしまいます。 3歳児検診のときにも、少し肌が荒れていたので先生に相談すると「もしかしたらアトピーかもしれないね」と言われ、その日から毎月1度は病院で定期健診をするようにもなりました。今はまだ症状としては軽めなので、あまり心配はしていないのですが、お風呂上りは乾燥しないように、病院で処方された保湿剤と塗り薬をベッタベタに塗って保護しています。 でも、やはり寝かしつけるときや寝ているときに身体が温かくなるからなのか、必ずと言っていいほど体のどこかしらが痒くなるのです。「ママ、背中かいて…」と言われ背中を搔きながら寝かしつけをすることもしばしば……、というより毎日です。本来はかかないですむといいのですが、かゆさって我慢できないですよね。しかも、子どもが自分でかいてしまうと思いっきりひっかいてしまうこともあって、それはそれで肌が荒れてしまうので難しいところです。息子よりももっと重症なアトピー性皮膚炎に悩んでいる親御さんたちは、本当に大変だと思うし、少しでも症状が和らいでほしいなと思います。 そして、息子のかゆい対応には、肌を傷つけないように優しくかいてあげるのですが、これがなかなかにしんどい作業です。力を入れずにかくのには力と忍耐がいるのです。でも、こんなときも「そういえば、私も子どもの頃、毎日のように父に背中を搔いてもらっていたなぁ……」と想い出が蘇ってきます。そして、親の姿と、自分の今の状況が重なったときに、「あぁ、私、お母さんやってるな~」と感じるんだなということにも気づきました。
眠気よりも勝った真夜中の出来事
そんなある日の夜中です。スヤスヤ眠っていた息子がムクッと起きだし、突然「かゆいの…」とつぶやいたのです。時計を見ると深夜3時……。かすかな息子のつぶやきに目を覚ました私ですが、私の脳みそは完全に爆睡状態……。このまま息子に「かゆいのぉぉぉお!」と覚醒されてもつらいので、ほぼ目はとじた状態で、まるでかつての志村けんさん演じるひとみ婆さん(わからない方は検索してみてください)のように、脱力前傾姿勢で息子の背中をポリポリとかいていたのでした。脳みそは爆睡ながらも、こんなときも「私、お母さんやってるな~」と自分で自分を褒めることは忘れずに…(笑)。 このときの様子をX(旧Twitter)に投稿したところ、したところ、「いいね」を10万以上、コメントも約200件もいただきました。 アトピーと診断されていないお子さんでも、寝ているときに「かゆい」「かいて」リクエストをすることが多いことがわかって、そうか、いろんな親御さんが夜子どもの背中やからだをカキカキしているのだなと思ったら、なんだかほっこりしちゃいました。