【医師が解説】ちょっとしたことで変わる!自律神経を整える朝昼夜のルーティン
自分の意思でコントロールすることができない「自律神経」。ちょっとした環境の変化やストレスを受けるだけでも乱れてしまいます。しかし逆に言えば、ちょっとした心がけで整えることもできるんです!そこで、医師の小林弘幸さんに、自律神経を整える習慣を伺いました。 【画像】【医師が解説】ちょっとしたことで変わる!自律神経を整える朝昼夜のルーティン
そもそも自律神経とは?寒暖差の大きい季節は乱れやすいので注意しよう!
自律神経には、血流をコントロールする役割があります。これは体温の調整にも欠かせない機能ですが、寒暖差が激しいとその調整に大きな負担がかかり、自律神経が乱れやすくなります。さらに季節の変わり目は日照時間も大きく変化するので、いつも通り過ごしているつもりでも生活リズムが崩れやすくなり、これも自律神経を乱す要因の一つ。この時期はいつも以上の対策が必要と心得て、日々の行動をよりよいものに変えていきましょう。
毎日新しい自分でスタートする
人間は後悔する生き物。つい過去のモヤモヤに引きずられがちですが、それではストレスが溜まるいっぽう。自律神経にもよくありません。振り返ることで解決できるならいいですが、そうでないならきっぱり断ち切ることも大切。毎朝「今日も新しい1日が始まった」とワクワクした気持ちでスタートすると、不思議と何事も前向きに取り組めます。
駅までの道のりを早足で歩く
コロナ禍以降、日々の運動量が少なくなっているせいか、本来朝に高まるべき交感神経が、高まりにくい人が増えているようです。そのままの状態で1日を過ごすと、生活リズムが崩れ、自律神経もますます乱れて悪循環に。まずは朝の通勤時に早足で歩いて交感神経のスイッチをオン!背筋を伸ばしテンポよく歩けば、酸素や栄養も全身に行き渡ります。
通勤中はひとつのテーマについて考える
満員電車などに乗っていると、肉体的な負担が相まって些細なことにイライラ……という経験はありませんか? ストレスは自律神経の大敵!そんなときは意識を「ひとつのテーマ」に向けてみましょう。もちろん、テーマはなんでもOK。自然と意識が思考に向かうので、周りのことが気にならなくなりますよ。頭のなかもクリアになって、一石二鳥ですね。