【K-1】池田幸司vs.永坂吏羅で-55kg世界最強決定トーナメントのリザーブファイト、池田は「僕がリザーバーから決勝戦に行って金子選手、玖村選手をぶっ倒したい」
2024年9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の対戦カード発表記者会見が、7月24日(水)都内にて行われた。 【写真】風貌もかなり野性味あふれる永坂 「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」のリザーブファイトとして、池田幸司(ReBORN経堂)vs.永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が決定。 池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。同王座は2度の防衛に成功。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝で石井一成に敗れて3位に。2023年12月にはRISEに殴り込み松下武蔵を判定で破ったが、2024年3月には花岡竜に敗れた。スーパー・バンタム級に階級を上げた7月、晃貴を2RでKOして再起。戦績は14勝(8KO)5敗。 永坂は全日本テコンドー選手権大会2連覇&MVP受賞、全九州テコンドー選手権大会7回優勝の実績を持ち、2018年11月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2戦目で璃明武、5戦目で小倉尚也に敗れるも、その後は3連勝。2022年5月大会では第6代Krushバンタム級王者の吉岡ビギンを2RでKOし、7月大会では「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場した内田晶もKOした。2023年7月、Krushスーパー・バンタム級王座に挑んだが、王者・璃明武に判定負け。戦績は6勝(6KO)4敗1分。 池田は「今回世界トーナメントのリザーブファイトに選ばれたのでしっかり勝ちます。トーナメントは何があるか分からないので、僕が決勝戦に行って金子晃大選手、玖村将史選手をぶっ倒したいと思います。リザーバーから優勝する気持ちで今回は挑もうと思います。リザーバーから優勝したらスーパースターだと思うので、凄くワクワクしています」と、リザーバーから優勝するという青写真を描く。 永坂は「いつも通り、自分にしかできないスタイルをして、圧倒的な世界観で暴れ回ります。自分は先を見ているというよりも、この一戦でしっかり勝った先に道は見えてくると思うので、まずは落とせないこの一戦をきちんと締めます」と、まずは池田戦で勝つことが大事だとした。 互いの印象を聞かれると、池田は「結構ゴツくて、見た目も今日会ったら凄い野生的なので、ちょっと戦うのが怖くなっちゃったんですけど(苦笑)。というのは冗談ですが、一発一発の力、キレがあり、テコンドーの蹴りもそうですし、パンチもキレ味があるので、本当に素晴らしいものを持っているなと。1年に1、2試合しかしていない印象で、格闘技に対する熱というか、モチベーションみたいなものが僕とは全然違うと思うので、そこがリングの上で出るのかなと思います」とする。 対する永坂は「今回は怪我からの復帰戦で、自分にとっては超大切な試合なので、相手が誰というよりは、自分自身が100%の動きができれば、55kgで敵はいないのでそこに注目してほしいです」と、相手よりも自分だとし、怪我については「前回の試合前に怪我をしてしまって、あれだけ煽ったからには試合をせざるをえませんでした。歩けないくらいでしたが、ようやく完治したという感じです。今は全く問題ないです」と、璃明武とのタイトルマッチ前に歩けないほどの怪我を負っていたことを告白。 その璃明武がトーナメント本戦に出場していることについて聞かれると「自分は正直、減量がめちゃくちゃキツくて55kgから上げたいと思っているんですけど、璃明武にやり返さないと気が済まない。あいつだけはやり返さないといけないなと思って、55kgでやっています」と、璃明武へのリベンジを果たさないと階級を上げられないとの執念を口にした。 一方、池田は一階級上げた手応えを聞かれて「むちゃくちゃ良いです。53kgの時は結構しんどかったので、その減量から解放されて、いい練習もできていますし、試合当日のコンディションも今まで以上に良かったので、55kgに合わせたフィジカルトレーニングを始めているので、2~3倍強くなった姿を次に見せられるかなと思います」と自信満々。 「今は金子選手、玖村選手を意識しています」と言い、トーナメントの勝ち上がり予想を聞かれると「普通に考えたら金子選手、玖村選手じゃないですか。でも、トーナメントは何があるかわかりません。運じゃないですけれど、努力して実力でチャンスを取ろうと思います」と、チャンスを掴み取りたいと話した。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 【K-1】ライト級王者・与座優貴の連続参戦が決定「ガンガン戦っていきたいです。可能であれば毎月やりたい」原口健飛、ペッチ、ハガティの名前も
- 【K-1】スーパー・ライト級王座決定トーナメントに稲垣柊と鈴木勇人の出場が決定、今回は日本人2人と外国人6人による過酷ワンデートーナメントに
- 【MMA】「朝倉未来vs.平本蓮」の5分5Rのラウンドマストをどう見るか? 物議を醸した「判定問題」から考えるジャパニーズMMAの未来
- 【超RIZIN】朝倉未来は5分5Rに「俺は何でもいい。1Rから思い切り行く」平本蓮は「5Rの方が得意だと思う」と対照的な意見
- 【ONE FF】武尊の再起戦が9・27ルンピニースタジアムで正式決定、対戦相手は近日中に発表