林道入口のイノシシ・シカ用の罠にクマ 相次ぐ目撃情報 注意報発表は26市町にまで及ぶ 三重県
一部地域で一度は解除した「クマアラート」注意報を再度発表=三重県(三重テレビ放送)
三重県は、依然として県内でツキノワグマの出没が相次いでいることから、一部の地域で、新たに「クマアラート」注意報を発表しました。 これまで、熊野農林事務所管内では熊野市、御浜町、紀宝町に出していた「クマアラート」注意報を11月30日に一度は解除したものの、管内での目撃情報が基準値を超えたため、再び、注意報が発表されることになりました。 3件の目撃情報はいずれも熊野市で、今月2日には、国道の道路脇でクマが目撃されたほか、今月4日と5日には、林道の入り口付近に設置されていたイノシシやシカを捕獲するための罠(わな)に、クマが入っているのが確認されました。 三重県内では、今年4月から12月5日までにクマの目撃件数が153件あり、過去最多だった昨年度の40件の約4倍近くに増加しています。 現在、県内で発表されているクマアラートの注意報は、伊賀市、松阪市、伊勢市を除く26市町に発表されています。