スパイス控えめの穏やかな味わいが魅力。アフリカの肉じゃが、おすすめ3品
ベーコンとクルトン入りポテト・スープ(南アフリカ共和国)
クタクタ野菜をポタージュにしたスープ。ベーコンの脂の香りが立ち生クリームもたっぷり。ヨーロッパの香り漂う仕上がりが歴史を伝えます。 ●材料 (6人分) じゃがいも(厚切り)……6個 厚切りベーコン (1cmの角切り)…… 110g サラダ油……大さじ4 たまねぎ(厚切り)……2個 リーキ (厚い輪切り)……200g チキンストック (水1ℓに固形のチキンブイヨンを2個溶かす)……1ℓ パセリ…… 2枝 ローリエ…… 1枚 コリアンダーパウダー……小さじ1 白ワイン 70ml 食パン(耳を落とし、1cmの角切り) 2~3枚 生クリーム…… 140ml 塩……小さじ1と1/4 黒コショウ……少々 ●つくり方 【1】大きめのフライパンにサラダ油とベーコンを入れて中火にかける。脂が溶けてカリカリになったら、ベーコンをいったん取り出す。 【2】フライパンに残った油の1/3を鍋に移す。 残りはそのままにしておく。 【3】ベーコンの脂を移した鍋に、 たまねぎとリーキを加え、 中火にかけて炒める。 【4】たまねぎが透き通ってきたらチキンストック、 じゃがいも、パセリ、ローリエ、コリアンダーパウダー、 白ワインを入れて強火にする。 【5】沸騰したらふたをして弱火にし、 野菜がクタクタにやわらかくなるまで30分ほど煮る。 【6】 ベーコンの脂を残した【2】のフライパンにパンを入れ、中火にかけて揚げ焼きにしクルトンをつくる。 脂が足りないようならバター(分量外)を大さじ1加え、カリカリになるまでこんがり仕上げる。 ペーパータオルに取り、油を切る。 【7】【5】の鍋のパセリとローリエを取り出し、 残った野菜をミキサーにかけてなめらかなピュレ状にし、裏ごしして鍋に戻す。 【8】のベーコンと生クリーム、塩を入れて中火にかけ、ふつふつしてきたら弱火にして5分ほど煮る。 【9】器に注ぎ入れ、【6】のクルトンを散らし、 黒コショウを振る。 ◇12月30日は第3回「インドにはないけど、パキスタンにはある?! 世界の肉じゃが、アジア編」が公開予定です。
阿古 真理(くらし文化研究所主宰・作家・生活史研究家)