【脅威】南海トラフ巨大地震でも発生する恐れ 東日本大震災で街を飲み込んだ「黒い津波」の正体を検証
■記者プロフィール
小川 典雅(おがわ・のりまさ) 大学・科学担当。東日本大震災など数多くの地震・水害の被災地を取材。元日の能登半島地震では避難所や断水の取材のほか、専門家による超近距離津波の研究にも同行しました。今回の疑似津波の体験取材では、監修した有川教授から「これだけ大柄な人で実験したことがないのでデータが気になる」と大いに興味を持たれました。 楠下 一輝(くすした・かずき) 災害担当、記者2年目。東日本大震災の発災当時は10歳で小学4年生でした。テレビで“黒い津波”の映像を見て、とても日本で起きていることだと思えなかったことをはっきりと覚えています。被災地を取材したのは今回が初めてでしたが、海沿いの真新しい街並みを見て、津波が本当に来たことを実感しました。