大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文7完)都構想投票、9月に赤信号なら時期考える
都構想の住民投票は予定どおり行うのか
横田:フリーの横田一ですけども、都構想の予定されている11月1日なんですが、過去最高の感染者数を記録しても予定どおり11月1日に実行されるというお考えは変わらないんでしょうか。 吉村:8月の月末、そして9月の議会で最終、われわれが上程したら判断するということになりますが、基本的に今の現状であっても都構想の住民投票、民主主義の根幹といえるものについては、僕は実行すべきだというふうに思っていますから予定どおり進めていきます。ただ、その先ほど申し上げた、9月の段階において赤信号がともっているというような状況であればその時期については考えます。 横田:十分な議論がないまま住民投票を迎える恐れはないんでしょうか。 吉村:十分な議論をした上で法定協議書の策定をいたしました。これからは、これまでもやってきましたが、府民、市民の皆さんにいろんなネット媒体も含めてですけど、今までもやってきましたけど、これからも丁寧に説明をするということをしていきたいと思います。 横田:コロナ禍において、そもそも都構想を急いでやる必要があるんじゃないかという疑問も出ていると思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 吉村:民主主義の根幹といえる制度機構改革。これは当然マニフェストでも僕自身も公約としてやってきたことでもありますし、大阪にとって必要だというふうにも思います。今回コロナ禍において大阪府市がばらばらにやっていたら、ほとんど対策はうまく取れなかったと思いますが、バーチャル都構想で府市一体でやれば、やはりかなりスピーディーに物事も進めることができる。コロナ禍であるこの現状において、都構想はあらためて必要だと再認識をしていますので進めていきたいと思っています。
Go Toキャンペで大阪は除外すべきか
横田:最後の質問ですが、Go Toキャンペーンが大阪が除外にならないというのは、ちょっと失礼な質問で恐縮になんですが、安倍政権と維新の太いパイプのせいで、東京は除外になったけど、同じぐらいの感染状況にある大阪は除外にならないと、こういう誤解を招きかねないと思うんですが、大阪除外するべきだとお考えでしょうか。 吉村:基準を作った上で判断すべきだというふうに思っています。今、除外する、あるいは元に戻す基準がないので、そこは1点問題だと思いますが、きちんと基準を作った上で、それに当てはまるのであれば大阪であれ、愛知であれ、神奈川であれ、除外すべきだろうし、その戻す基準に当てはまれば東京も戻すべきだし。そういったことを僕はやるべきじゃないかというふうに思っています。仲がいいとか悪いとかそういうところで決まっているもんではありません。 横田:基準作りについては菅官房長官らに申し入れ等されたんでしょうか。される予定はないんでしょうか。 吉村:あらゆる媒体で僕自身はこの基準が必要だということを明確に発信をしています。 横田:すいません、最後忘れていたんですが、安楽死の議論については、松井市長は維新の国会議員に対してやるべきだとおっしゃっていますが、吉村副代表はどういうお考えでしょうか。 吉村:国会において真摯に議論すべきだと思います。 司会:ほかにございますでしょうか。それでは以上で終わります。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月29日