大阪府・吉村知事が定例会見8月5日(全文5完)大阪独自の失業対策を検討中
可能性としてはあり得る
ただ僕自身が1点、ある意味これは懸念というか、これは国を挙げても考えなきゃいけないなと思うのが、今後、水際対策で入国する際です。入国する際に唾液検査をするときに、要は陽性目的で、陽性かどうか心配で検査してるわけでもこれはないわけですから、入国するっていう目的で検査してる、入ってきてるわけだから、ある意味、熱がある人がこれもし自分がコロナで、普通は熱の人は乗らないんですけどね。熱の、飛行機乗ってやってきて、悪質に、意図的に口の中のウイルスを消そうと。そのために内緒でポビドンヨードを使ったうがい薬を使うというのは、そんなたくさん例は出ないと思いますけど、これはやっぱり可能性としてはあり得るだろうなというふうに思っています。だからこれに対する対策というふうなのはやっぱりなんらか取らなきゃいけないだろうと思っています。 これはやっぱり科学ですからポビドンヨードを使ってウイルスがなくなると。まず試験管上なくなるというのは、7月9日の段階でシンガポール大学がもうすでに発表しています。今回われわれはヒトの研究を使ってやりましたから、これはいずれ分かる話ですのでね。ですので今回、分かったと。ポビドンヨードを使ってそういうことが別目的で来られる、特に水際の対策。これはなんらかの規則を作るか、なんらかのルールをやっぱり作って、どうしても悪質な人って、これは科学でそうなりますから避けられない部分はあるとは思いますけども、そこは一定、考えなきゃいけないんじゃないかという問題意識は持っています。 粟野:ありがとうございました。 司会:次の方。
医薬面の対策と経済対策をどう考えているのか
Lmagazine:『Lmagazine』の岡田です。ポビドンヨードとワクチンと、同時進行でいろいろ研究が行われると思うんですが、これがもし効果が良かった場合の、計画している経済対策、飲食店の方とかお店の方とかっていうのは、ワクチンを早く開発してほしいとは思うんですけども、どちらかというと早く経済を取り戻したいっていう気持ちも強いと思うので、今、進行されているトータル的な面での薬とワクチン、そういった対策と、あと経済対策っていうのをどういったふうに考えていらっしゃるのかっていうのをちょっと。 吉村:まず、なんでしたっけ、最初の質問。一番最初の、経済対策の前。 Lmagazine:効果が良かったときに。 吉村:ああ、そうそう、思い出した。要は今回ポビドンヨードの話もさせてもらってます。それから大阪産のワクチンの話も前にやりました、4月14日に協定を結んで。実は羽曳野のセンターではそれ以外の研究もたくさんやっています。今、進行中のやつ。これは今、僕がどうこう言うもんではありませんが、治療をやりながら、いろんな薬の種類がありますから、どれをどう組み合わせたら有効だろうか、重症化を防げるだろうかっていうのは、それぞれの先生が臨床研究を薬を使いながら一生懸命やって、その効果をなんとか見いだそうとしてる、これは今もすでに現在進行形でずっと続いています。それ以外の報告も僕は受けてます、今は言いませんが。 なんとかコロナに対して有効な治療薬であったり、うまくコロナに対抗できる新たな武器をわれわれ、府民、人類のほうが持てるようなものっていうのを大阪の医学を結集して実現したいというふうに思っています。あまり僕が医学のことを言うと、また政治が医学に入るなって言われますけど、府民の命を守るのが最後の責任ですから、そういうふうに思っています。 あと経済対策としては、やはり今回のミナミの支援金だけじゃなくて、やっぱりミナミにこうやって本当につらいお願いをするので、ある程度、感染が抑えられたときはミナミに向けた僕は経済対策とか支援策というのを今考えているところです。ミナミだけが、ミナミが悪いわけじゃないんで、でもこれはある意味、大阪全体の社会のためにちょっとお願いしますっていう状況になってるから、それでものすごいやっぱ経済はしんどい状況になっちゃうから、それも分かっているので、ミナミに限った僕も支援策というのは、支援金以外で今検討して進めているところです。ただ、今はどうしても陽性者がホットスポットになっちゃっているから今それはできませんけど、それは考えてますし、実行していきたいと思っています。