猛暑は次の週末には収まる 季節が進むとはいえ高温傾向 台風シーズン今後の傾向は?
台風13号 奄美地方にかなり接近
台風13号は、今日14日午後3時、奄美市の南南東約130kmを、時速30kmで北西へ進んでいます。中心の気圧は985hPa、中心付近の最大風速は25m/sです。 台風13号は、今後、発達しながら北西へ進む見込みです。今日14日夜のはじめ頃にかけて、奄美地方にかなり接近するでしょう。 奄美地方は暴風に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、うねりを伴った高波に警戒してください。沖縄地方はうねりを伴った高波に警戒が必要です。 台風13号は、奄美地方にかなり接近した後、東シナ海に進み、強い勢力になる見込みです。東シナ海で発達のピークを迎える台風は、珍しいです。奄美地方では、吹き返しの風が吹き、暴風や強風が長く続くことが考えられます。 その後、台風13号は、大陸華中に進み、17日までに熱帯低気圧に変わる見込みです。 なお、この台風13号は、発生してから日本に近づくまで、太平洋高気圧の縁に沿って北西へ進路をとっています。
台風シーズン 今後の傾向は?
8月の終わりから、南シナ海からマリアナ諸島近海にかけて、対流活動が活発な周期にあたっています。この海域では、向こう一週間程度も、対流活動が活発な状態が続く見込みです。台風など熱帯擾乱が発生しやすいでしょう。 必ずしもそうではありませんが、台風は、一般的に日本に近づくまでは、太平洋高気圧の縁に沿って進みます。太平洋高気圧が後退する9月下旬に日本に近づく台風は、南の海上で進路を北東に変えて、本州付近に進んでくる可能性もあります。たとえ、台風13号のように北西へ進み続けたとしても、台風は本州付近に停滞する秋雨前線に、熱帯由来の暖かく湿った空気を送り込むことがあるでしょう。この場合は、前線の活動がより活発になり、本州でも広く大雨の危険が高まります。 季節の進みとともに、台風の影響はこれまでとは違ってきます。日頃から、ハザードマップで避難経路の確認など、備えをしておくとよいでしょう。