トヨタ「未来都市」今秋にも始動 富士山の麓100人居住へ ダイキンや日清食品も参画
トヨタが富士山の麓に建設中の“未来の技術都市”が着工から4年、ついに始動です。 【画像】未来都市「ウーブン・シティ」 自動運転、人工知能…最新技術の実証実験
■静岡に「ウーブン・シティ」 今秋にも稼働
トヨタ 豊田章男会長 「ウーブン・シティは人々があらゆる種類の新製品やアイデアを発明し、開発できる場所です」 トヨタ自動車の豊田会長は、世界最大級のデジタル技術の展示会「CES」で静岡県に建設中の未来都市「ウーブン・シティ」を早ければ今年の秋から稼働させると発表しました。 トヨタ 豊田社長(当時) 2021年2月 「東富士工場のDNA『人中心の街』『実証実験の街』『未完成の街』という『ウーブン・シティ』のぶれない軸として受け継がれて参ります」 環境に優しい街を目指して、最新技術の実証実験に取り組む未来都市「ウーブン・シティ」。トヨタの原点である、織物の英語にちなんだ名称です。 選ばれた地は、富士山の麓・静岡県裾野市。トヨタの旧東富士工場の跡地につくられています。その広さはディズニーランドのおよそ1.5倍。生活に身近な形で自動運転の技術を検証します。 着工からまもなく4年。この未来都市で行われる実験の詳細が分かってきました。
■まず100人居住へ ダイキンや日清食品も参画
トヨタ 豊田会長 「住民たちが自発的に参加する実証実験の街であり、発明家は実際の生活環境で、新しいアイデアを安全かつ自由に実証できます」 ダイキン工業やダイドー、日清食品など5社が業界の枠を超えて、この未来都市での実証に加わることも明らかにしました。 ダイキン工業とは「花粉レス空間」の実証実験を行います。 日清食品とは「健康寿命の延伸」 という、新たな食の可能性に挑戦します。 ENEOS、NTT、リンナイも参画の検討を進めています。 自動車メーカーが先進技術の開発を目的に、実際に住民が暮らす街をつくるのは世界的にも異例の取り組みです。 まずは関係者らおよそ100人が暮らします。高齢者や子育て世代など住民を段階的に増やしていき、将来的には2000人まで広げる予定です。 (「グッド!モーニング」2025年1月8日放送分より)
テレビ朝日