さわやかな面だけではなく厳しい一面も

　交際時から複数の女性との不倫を続けていたとなると、妻の佐々木希に対してもあまりに不誠実で甚だしいイメージダウンだ。そんな渡部に関し、表向きのさわやかなイメージとはいささか異なる側面を明かす声も出てきている。 　「仲間内の飲み会ではよくネタの振り合いになって、後輩がネタを出し切ってもうこれ以上は無理だからかんべんして下さい、と悲鳴をあげても許さずに、なお続きを促していました。そのこと自体は飲みの場で笑いながらのお遊びですからノリの範疇ではありますが、さわやかなイメージとはちと違う面もあるのかなーと感じ取った者がいるのも事実です」と明かすのは、引退した元芸人仲間。 　渡部の意外な一面をチクリと刺す声は他にもある。今回の報道を受けて放送休止が決まった冠番組「白黒アンジャッシュ」の放送局である千葉テレビについても、過去渡部の口からこんな発言があったという。 　「かなり前ですが、千葉テレビさんの現場について『車で来たら僕らに駐車場がない。タレント導線も雨ざらし。これだけで失礼なのに照明も一個もない。あげるとキリがない』と当時の不満点をあげたのを聞きました。ただ、それは“千葉テレビ愛”を語る的な流れの中での発言で、『僕らは慣れてるし出来の悪い親戚みたいな感じ』というニュアンスでした。ただし、ゲスト出演者に対してはしっかりやって欲しいと釘を刺していましたね。『お世辞にも近いとはいえない場所に来てもらって、それはないよね』と。ごもっともと思う一方で、ああいつも容赦ない見方をしている人だな、周囲も気を抜けないな、という印象は持ちました」と明かすのは、地上波放送局の元スタッフ。 　話を聞く限り仕事や芸事に対する姿勢は厳しく真面目そのものという印象だが、私生活のコントロールはうまく行かなかったようだ。いまはとにかく、ひたすら猛省の時期だろう。 （取材・文：志和浩司）