リバウンドしにくいダイエット食! 楽しく糖質を抑える「地中海食」のススメ(専門家が監修)
和食に地中海食を取り入れるコツを知る
地中海食が優れた健康食&ダイエット食だとしても、毎日のように全粒粉パンやパスタを食べるわけにはいかない。 そこで大切なのは、いつもの和食に地中海食のエッセンスを取り入れること。野菜、魚介類、豆類を積極的に食べるなど、地中海食と和食には共通点が多い。そして和食もまたユネスコの無形文化遺産。相性が悪いわけがない。 まず、主食のご飯は精白米ではなく、玄米や雑穀米のように精製度の低いものにスイッチする。それだけでも血糖値の上昇が抑えられる。そして和食にもオリーブオイルは案外マッチする。 「焼き魚、冷や奴、青菜のお浸しなどの仕上げにオリーブオイルを回しかけると風味がアップします。味噌汁や豚汁にもオリーブオイルを垂らすと美味しくなりますよ」 和食の最大の弱点は、塩分摂取が多いところ。オリーブオイルをかけるとコクと旨みが増し、醬油や味噌などからの塩分摂取を控えめに留めたとしても満足できるはずだ。 取材・文/井上健二(初出『Tarzan』No.871・2024年1月4日発売)