ついに「番組から追放」されて…中居正広「事実上の引退」で、絶望的な「番組の名前」
後任を立てられない番組はどれか
さらに、「昭和、平成の時代はMCまでのぼり詰めた大物であれば、不祥事のあとに復帰することもできたが、現在は大物だからこそ扱いづらい」という声もあった。かつてMCを務める芸能人はそれほど業界内でのパワーがあり、視聴者も替えの効かない存在として復帰を受け入れたが、令和の現在ではそれが難しいということだろう。 テレビにおける中居の立ち位置はMCであり、ゲスト出演はほとんどない。中居のキャラクターをベースに番組が企画されるなどシンボリックな存在だけに、降板というより打ち切りにせざるを得ないケースが多く、おのずと出演番組は減っていく。たとえば70代のタモリは後任を立てることなく出演番組を終了させ続けているが、現在52歳の中居にもその流れが急速に訪れるかもしれない。 では出演番組の中で最も影響を受けるのはどれなのか。 もはや終了を避けられないのは、中居の名前を含む3つの冠番組。ニュースをベースにした情報番組の『中居正広の土曜日な会』は「キャスター・中居」ありきのコンセプトであり、後任MCは考えづらい。 また、「もし続けるのであれば、今回の問題を扱わないわけにはいかない」という難しさもあるが、もともと土曜昼にひっそりと放送されている番組だけに、そこまで穴は大きくないと言っていいだろう。 同様に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』も中居ありきの構成であり、「芸能人の本音や素顔に迫る」というコンセプトもあって続行は絶望的。「再現ドラマをベースにしたトークバラエティという番組ジャンルは踏襲する」という一部報道もあったが、後任の人選が困難なほか、「トラブルのあとはガラッと変える」というマーケティングセオリーを踏まえると懐疑的な見方が多い。 金曜21時台は民放各局が「視聴率が取れなくなった」「何をやっても難しい」と苦戦が続く時間帯だけに、2001年から24年超にわたって放送されてきた番組が終了するとなれば、その穴は大きくなりそうだ。