「日本人もマネしたい…!」アメリカでは当たり前に教えられている、子ども同士の“トラブル解決法”
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 子どもって2人以上集まると、何かしらケンカをし始めませんか? 私が子どもの頃、学校で子ども同士の揉め事が始まると、先生は 「みんなで仲良くしようね」 と和を乱さないようにすることを教えてくれていましたが、アメリカの学校ではそれとは違った対応をしていて、とても驚きました。 【漫画で読む】息子の友達トラブルが小学校からの電話で発覚!そんなとき、親はどうするのが正解?
自分の問題を解決するのは自分
アメリカの学校では、子ども同士で揉め事があったときに”Problem Solving Wheel”と呼ばれるものを使うことがあります。 その中で、すごいなと思ったことが、「自分の問題は自分で解決する」っていう当事者意識を子どもに持たせることができると思ったことです。 「みんなで仲良くしなさい!」 「我慢しなさい!」 と大人が解決策を押し付けてしまうと、自分の問題を解決するのは自分という意識を子ども達が持ちにくくなってしまう気がします。 ●みんなで仲良くする以外にも解決策があること ●どうやって解決するかは自分で選べること を子どもに教えることって大切ですよね。 以前息子の学校のアメリカ人の先生に、自分にとっての”Comfortable Relationship” (心地の良い人間関係)が何なのかを小学校低学年の頃に学ぶことがすごく大切だと言われました。 これを知らないと、後に対人関係のトラブルの原因になってくるそうです。 そのため、学校で子ども達の間でトラブルがあった時は、まずは当人同士で話合いをさせてくれています。 話し合ってみて自分が居心地の良さを感じられないなら、「一緒に遊ぶのをやめる」「1人で過ごす」といった解決策を子ども達が出すこともあるそうです。 こうやって練習させることで、自然と子どもが起きた問題に当事者意識を持つようになって、自分の悪かった部分を見直せますし、相手が問題を解決しようとしなくてその子との関係に居心地の良さを感じなければ、自分からすっと離れていけるようになるそうです。 先生は、自分のお子さんの子育てでも実感したと言っていました。 確かに、大人になっても自分達の間で起こってる問題に向き合わない人と良い関係を築くのは難しいし、そういう人からは離れるっていうのも自分の心を守るためにすごく大事なことだよな......と、先生の言ってることに納得しました。